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Book Review No.275「天翔る白日 小説大津皇子」

2009-07-18 | 読書
黒岩重吾 著(中公文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆☆☆☆
娯楽度:☆☆
難易度:☆☆☆☆

黒岩氏得意の飛鳥・奈良時代シリーズの一角で、聖徳太子、蘇我入鹿と比較してもその悲劇性が際立つ天武天皇の皇子・大津皇子を主人公に据えた一冊。
小説自体のおもしろさもさることながら、時に和歌、時に当時の生活様式、歴史考察などを折り込んだ解説も秀逸。
氏のいずれの作品もそうだが、史実に忠実に沿った上で空白を想像で巧みに埋めているのが非常にうまいと思う。


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