100年間誰も解けなかった数学的難問・ポアンカレ予想を、
見事に証明した数学者がいました。
その人は栄誉ある賞を辞退し、謎の失踪を遂げてしまう…
そんな番組をNHKで見ました(調べたら再放送だったんですが)。
ポアンカレ予想というのは、
(簡単に説明なんてできないんですが、)
こんな感じです↓。
「ロケットにロープをつけて、
無作為に宇宙一周させ、地球に帰還させます。
そのときロープの両端をぐいぐい引き寄せてみて、
無事に全部引き寄せることができたら、
宇宙は外から見たとき、おおよそ丸い(球体)といえるだろう」
(逆に宇宙が大きな浮き輪状だったら、どこかでロープが引っかかりますよね、たぶん)
これはとにかく難問なんだそうで、
この証明に生涯を捧げた学者が、何名もいたそうです。
そんな中、
インタビューを受ける学者の一人が囲碁を打っているではありませんか!
実に唐突だったので「ええ~っ!?」て感じです。
もう、それまで、全然遠くの世界の人たちだと思っていたのに、
それこそロープがぐぐいと引っ張られて、
偉大な数学者と私たち囲碁ファンは、
まるい一つの世界で生きているような親近感に。
以前から数学者の間で囲碁が打たれていることは知っていましたが、
宇宙の形について考える頭脳が、同時に囲碁に興味を持つ…。
なんとなく嬉しい気分になってしまいました。
番組の結論として、件の学者の失踪の理由は
「数学があまりにも日常とかけ離れているため、
証明を終えた彼は日常に戻ってくることが困難になっていた」
(解釈が間違っていたらごめんなさい)
ためとなっており、現在は居場所は分かっていても、
世間との接触をほぼ断っている状態と紹介されていました。
一つの道を究めることには多くの犠牲がつきものなのかも。
別の数学者が番組内で、
「登山家が山で命を落としても惜しくないように、数学者は愛する数学で命を落とすなら本望」
と語っています。
大人になって初めて感想文を書きたくなるような素晴らしい番組でした。
見事に証明した数学者がいました。
その人は栄誉ある賞を辞退し、謎の失踪を遂げてしまう…
そんな番組をNHKで見ました(調べたら再放送だったんですが)。
ポアンカレ予想というのは、
(簡単に説明なんてできないんですが、)
こんな感じです↓。
「ロケットにロープをつけて、
無作為に宇宙一周させ、地球に帰還させます。
そのときロープの両端をぐいぐい引き寄せてみて、
無事に全部引き寄せることができたら、
宇宙は外から見たとき、おおよそ丸い(球体)といえるだろう」
(逆に宇宙が大きな浮き輪状だったら、どこかでロープが引っかかりますよね、たぶん)
これはとにかく難問なんだそうで、
この証明に生涯を捧げた学者が、何名もいたそうです。
そんな中、
インタビューを受ける学者の一人が囲碁を打っているではありませんか!
実に唐突だったので「ええ~っ!?」て感じです。
もう、それまで、全然遠くの世界の人たちだと思っていたのに、
それこそロープがぐぐいと引っ張られて、
偉大な数学者と私たち囲碁ファンは、
まるい一つの世界で生きているような親近感に。
以前から数学者の間で囲碁が打たれていることは知っていましたが、
宇宙の形について考える頭脳が、同時に囲碁に興味を持つ…。
なんとなく嬉しい気分になってしまいました。
番組の結論として、件の学者の失踪の理由は
「数学があまりにも日常とかけ離れているため、
証明を終えた彼は日常に戻ってくることが困難になっていた」
(解釈が間違っていたらごめんなさい)
ためとなっており、現在は居場所は分かっていても、
世間との接触をほぼ断っている状態と紹介されていました。
一つの道を究めることには多くの犠牲がつきものなのかも。
別の数学者が番組内で、
「登山家が山で命を落としても惜しくないように、数学者は愛する数学で命を落とすなら本望」
と語っています。
大人になって初めて感想文を書きたくなるような素晴らしい番組でした。
珍しいですね。数学者が囲碁というのは。
通常は、数学者は将棋です。
それだけ、囲碁は世界に通じる素晴らしい世界といえます。
あと、囲碁の上達法は、英語(語学)の上達法にも非常によく似ています。
物理(自然科学)とは、同じようなものを感じます。
初級者(初心者)が、偉そうに失礼致しました。
(でも、本当です。)
「数学者と囲碁」という観念があったかというと、
思い出しました。
「ビューティフル・マインド」という映画があって、
主人公の数学者が囲碁を打つシーンがある…、
という記事が、以前掲載されたことがあったからです
将棋界では棋士に並ぶ頭脳を持つコンピューターのプログラムが開発されてきていますが、
やはりそういった有限無限の可能性を探究する人たちが、
日夜努力をなさっているのでしょう。
碁界でも時折、そんなニュースもお伝えしています。
ちなみに最近、
米国ドラマ「24」のどこかで、
アジア系のアジトのテーブルの上に、
さりげなく盤石が置かれていたのを見ました。
こういう仕事に携わっていると、
そういう絵にはヒジョーに敏感になります。
しばらくはストーリーに置いていかれて、
「もいっかい! そこのテーブル、もいっかい映してっ」
てな具合になっちゃいます…。