週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

2枚の写真で2回差し替え

2012-06-06 02:37:32 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
今週発売分掲載の棋士の本棚(1回目)の出来事です。
出演くださったのは吉原由香里五段。
先生の入段と、私の職員としての〝入院〟(笑えない言い方ですね)
したのが同じ年でしたので、ありがたいことに覚えていただいています。
(だといいのですが^^;

昔々、私がとある囲碁セミナーへ広告担当として出張に出ていたときに、
ごいっしょに吉原先生と桑原陽子六段も参加されてました。
私は事業部ではなく広告なので、お客様対応(そういうお仕事が存在した
時代がありまして)が仕事で、途中から私服に着替えました。お客様が浴衣に
なっているのにこちらがスーツのままとは参りませんでした。

それを見たお二人、「あれー^^、私服~?」。懐かしいですね15年前です。

さて(1回目)、そんな役得?はさておき、今週の棋士の本棚(2回目)は
吉原五段。

以前、先生のブログで紹介されていたものですが、思いの詰まったもの
なので?(?_?)? 2回目もその本でした。

さて(2回目)、このコーナーの写真は定番のポーズが決まってきました。
たいていは20枚くらいは撮影してくれていて、ボツ覚悟で本のないもの、
右から左から、笑顔や素の表情、とカメラマンさんががんばってくださって
います。でも、掲載は1葉……。

今回、そんな事情を知ってか知らでか、撮影は原稿を起こしてくれた佐野真
さん。写真まですいませんです。で、預かったときの会話が、
「あれ、2枚だけ?」(小瀬村)
「あれ、足りない?」(佐野)
自信満々です。

で、最初に組み付けた写真がこれ。


ちょっと笑いすぎでしょうか。先輩から教わった写真選びのコツは、
「笑いすぎないこと」「素の表情がわかる程度の笑顔がベスト」……。
えらいハードル高いんですよ、これ。素敵な笑顔、と思ってもその基準を
念頭におくと「笑いすぎかも」「いやでも素敵だし」と悩んで使っても却下に
なったりなんかして。

で、やっぱりこの吉原先生のお写真も「うーん」。教えてくれた先輩はすでに
OBで、手の届くところ(^^;にはいません。でも、同僚は「自然派笑顔」が好きな
ようです。そして次がこれです。


いつもの笑顔の吉原先生ですね。皆さんおなじみの表情でしょう。

でも、編集マンは「なんか変でないかい?」「だまし絵みたいな感覚」って
聞かされたこっちがわかりません。ナンノコッチャ

女性スタッフ「ハイウェストだからでしょうかね」。小瀬村「わかりません」。
もうお手上げです。なんですかそれ?

さて(3回目)、少しトリミングしたのがこちら。どうでしょうか?
2枚しか撮影していないのに2回のダメ出しです(苦笑



6月4日発売(11日号)のラインナップです。

1、2、3面 本因坊戦七番勝負・第2局

4、5面 棋戦ワイド

7面 碁界ネットワーク・碁の句春夏秋冬・週刊碁的囲碁ガール(奈良の高校3年生)・柳時熏九段のチョコレート食べちゃおう
   武宮正樹九段がバックギャモンの宣伝に一役
   幽玄の間 for iPhone リリース

8面 小林光一九段の現代トップ棋士の棋風を探る・歴代本因坊列伝

9面 これぞプロ! 選評・王銘エン九段
   橋本雄二郎九段(石川県)―鈴木歩六段(東京都)
   森田道博九段(千葉県)―鈴木伸二三段(北海道)

10面 依田紀基九段の「依田式上達術」・二十五世本因坊治勲の「お悩み天国~これが治勲のシノギかた」

11面 アルプス囲碁村まつり&北杜囲碁まつり・棋士の本棚(吉原由香里五段)

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・さわやか手筋

17面 アマ碁界ワイド

20、19、18面 応氏杯世界選手権

〈付録〉~ある日の編集室~

張栩棋聖「韋駄天」
山下敬吾名人「フルスイング」
羽根直樹碁聖「忍の貴公子」
高尾紳路九段「重厚戦車」

本紙の企画からはじまり、読者の皆様に命名していただいた、いわゆる
四天王のニックネームです。山下名人のフルスイングは少々かすかに
残っている気がしなくもないですが、残念ながら定着率はわずかですね。

では、いまをときめく井山裕太天元は? などと被害者(失礼)を
わざわざ増やすような会話が編集室でなされていました。
(こういう内容に反省という文字はありません)

いちばん受けが良かったものを勝手に書いてしまいますと、
「ジュピター」。そのココロは?「いつもイオと一緒です」

おあとがよろしいようで。
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3 コメント

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本因坊戦第3局 (屋敷)
2012-06-06 21:54:02
凄まじい戦いでした。
去年の本因坊戦の第1局と3局のような碁を山下本因坊が打てば勝ち目があると思いましたが、嬉しく期待を裏切ってくれて殴り合いの末の勝利でした。1日目は中国流の流行形から比較的地味な立ち上がりなのが信じられない。
そして井山挑戦者も見事でした。私からすれば2人ともフルスイングですね。
碁は格闘技ですから、それで言えば
山下=プロレス
張=空手
羽根=合気道
高尾=柔道
井山=総合
というイメージです。
写真 (GO!)
2012-06-10 21:51:09
最初に2枚目の由香里先生の写真を拝見したところ、パッと見
「由香里先生の顔が随分大きくないか?」
と感じたのですが、それが「だまし絵」の意味でしょうか?
勝手ながら本採用の写真で正解と思います。

井山プロは…私も「総合」「オールラウンダー」の印象が強いですね。
最後の小話は座布団一枚(笑)。
今回の記事で週刊碁購入しました。
感謝です。 (小瀬村)
2012-06-13 04:40:35
屋敷 様

いつもコメントをお寄せいただきましてありがとうございます。
本因坊戦、すごかったですね。優勢になった山下本因坊、必死の形相で猛追する井山天元の攻防、対局中から編集室では「二度と相手が立ち上がれなくまで打ちのめす」というセリフが出てました。
これは、昨年出張にいった鹿児島では聞かれなかったセリフです(むしろ、私は逆のイメージを持ちました)。
どっちがどっちで、という話ではありませんが、どっちもどっちで面白いですね(すいません、中途半端ですね)。

@@@@

GO! 様

そうですね。おっしゃる通り、2枚目だと顔が大きく見えるのです。細いハイウェスト(まだよくわかりません)が比較の対象物になって顔を大きく見せてしまったのかもしれません。
(失礼ながら、小顔でいらっしゃるのですが、それが…以下略)
ブログをきっかけでご購入いただけるとは心の底から大歓喜です。ありがとうございます。

………………………………………

(そういえば、本因坊戦第2局の見出しを「小瀬村のことだから〝井山歓喜〟にするのかと思った」と先輩に言われました。朱字と受け止めて直すんだったかな(ブツブツ)

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