蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

うわさのあの娘はプライスレス

2006-11-17 01:08:06 | 読書・書籍購入
いや、本当は値段あるんだけど。

我々の業界で話題沸騰のあの娘。
誰も彼もがあの娘に一目会いたいと思っている。
誰も彼もがあの娘を自分のものにしたいと願っている。

昨日今日で寧波へ行って来ました(詳細は後日)。
当然、ボクの目的はあの娘。
今日こそはあの娘を自分の手中におさめたい。
そう、強い決心で臨んだわけです。

それ以前にも杭州の本屋を奔走し、
何日にもかけて本屋を覗いたにもかかわらず、
いっこうにあの娘の姿を拝むことができませんでした。

そう、わかる人はわかりますね。
そう、わからない人は最期まで読んでもわかりません。
なんていったって、マニアの世界ですから。

その娘の名前は、
天一閣博物館中国社会科学院歴史研究所天聖令整理課題組校證
『天一閣蔵 明鈔本天聖令校證 附唐令復原研究』上・下(中華書局、2006年)。
なげ~。

まあ、簡単にいうと、
この娘が見つかったおかげで、我々の業界でのお仕事にすんごく影響が出るっていうわけ。
数年前から我々の業界では話題の的で、
「いつになったら見ることができるんだい」とうわさされていたのです。
それが、寧波にいるご主人様の天一閣が440周年を迎えるってことで、
めでたくお披露目と相成ったわけ。

ボクはその本場へと足を踏み入れたのです。
すでに数人の知人から「天一閣博物館なら譲り受けることができるはず」と知らされていました。
なので、期待に胸をふくらませ、いざ潜入!!

いくつかの蔵書をみながらも、気持ちはちょっと上の空。
早くあの娘に会いたい。
早くあの娘を抱きしめたい。

ここだ。
絶対にここにいる。

こんにちは~!!
あの娘います?

ああ、知っているよ。
でも、まだここには来てない。

えっ?!
まだ来てない?
でも、出版されているし、それに、それに、
先週、いろんな人が集まったとき、お披露目されたでしょ、ここで。

ああ、あれは、その人たちへの贈り物。
だから、まだこのお店には顔を出してないよ、あの娘。

が~ん!!

どうするよ、オレ。
どうなるよ、オレ。

つづぅくぅ!!

*写真は天一閣。あいにくの雨で暗くなってしまいました。
*ちなみにあの娘は600元(日本円で9000円くらい)。

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