蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

断定力

2008-08-09 12:46:14 | 上海
断定すること。
それは、自信がなくてはできない。
しかも、かなり強固な自信が必要。

上海浦東空港でのこと。
上海浦東空港はさすが大都市国際空港だけあり、でかい。
つまり、おみやげ屋さんも多数存在する。
杭州の田舎国際空港とは比べものにならない。

やや早めに通関し、時間も少し残っていたから、ぷらっと覗いてみた。
すると向こうから店員が一人スススと寄ってきた。
一人でゆっくりと見ていたい私は何気なく距離を置いてみた。

しかし、彼女は諦めず話しかけてきた。
いきなり日本語で。

確かに中国人から見れば明らかに日本人かもしれない。
最近中国人っぽくなってきているとはいえ、わかるかもしれない。
だけど、韓国人という可能性もありはしないのか?
もしかしたら中国人という可能性はありはしないのか?
万が一にも米国人という可能性はありはしないのかい?

しかし、彼女は迷わなかった。
一点の迷いもなく日本語限定で話しかけてきた。
あっぱれな自信っぷりである。
思わずほれぼれするくらいの自信満々ぶりである。

ああ、プロだなあ。
ただたんに何にも考えてないだけかもしれないけど。


*写真は釜山の博物館の庭にあった塔。統一新羅時代のもの。