もう騙されないぞ(Won't Get Fooled Again)

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宗教と私

2005年06月24日 | 日常生活
僕は大学では国際学という、極めて曖昧で抽象的なものを専攻していた。
「国際学」にもいろいろあって、
政治・文化・経済のカテゴリーからそれぞれ学びたいものを選べるわけだが
ゼミの半数は東南アジア及び東アジアについてであった。

アフリカ関係のゼミもあることはあったが、人気がまるでなく、
人気ゼミの選考に落ちたある女子が、アフリカ関係のゼミに入らなければならなくなったとき、
(学部ではゼミ・論文が必修であった)
「あんな黒人だらけの国のことなんかやりたくないよー!」
と、ラウンジで喚いていたのを思い出す。

学部の話とはあんまり関係ないのだが、
ある日の午後、選択科目のクラスを受けるべく200人は入るであろう大きめの教室に少し遅れて入ると
なにやら数人の学生がアンケート用紙を配っていた。
僕も教室の最後部に座り、配られたアンケートを漠然と答え続けた。
内容はたしか国際経済やら世界やら戦争やら、そういったものだ。
どうせどこかのゼミのアンケートだろ、そう思いながらもちゃんとアンケートには答えていた。

アンケートはだいたいが選択方式であったが、
最後の質問だけは意見を書き込む形式のものであった。

Q:将来世界からなくなってほしいものは何ですか?

随分とまあ漠然とした質問だな、と思いつつさらっと僕の意見を書き込む。

A:宗教。戦争との関わりが強すぎるから。

うーむ、答えも漠然。
さてと、やっとアンケートが終わった、と思い最後のページをめくるとそこにはこんな文章が。

ご協力ありがとうございました 創価大学○○学部××ゼミ

うへー
てっきりうちの学部のゼミのアンケートかと思ってたら創価大学さんかよ。
でも最後の答えは変える気はまったくないからね