将門ブログ

このブログは、歴史上の人物『平将門』公を探求する、ポータルサイトです。

前世の忘れ物1

2005年03月20日 | 前世の忘れ物
はい、はっちゃんです。
 自己探求の流れでね、神社とか歴史の話しをしておりますが、歴史上の人物が断片的にバラバラと出てまいりました。その中ではっちゃんのカルマが関係あるのが4人。この4人ね、最初は繋がりがどうなっているのかわからなかったのですが、並べて比較してみたら、すごい面白いことがわかりました。それは『転生のメカニズム』と言ってもよいでしょう。この話しはまだ誰からも聞いたことがないので、ここで中間報告としてお話ししておきましょうか。

 まずこの表をご覧ください。時系列順に並べました歴史上の人物4人、平将門・千葉常胤・新田義貞・光秀@天海。近々お話しをしておりますように、平将門と千葉常胤の繋がりはご理解いただいておりますね。全然キャラクターが違うと言いましょうか、むしろ鏡に映したように正反対な二人なのですが、この二人が共同でひとつの仕事をしているんです。陰・陽で言いますと、陽のキャラクターの将門が投げかけたコンセプトを、陰のキャラクターの常胤が完成させるということになっております。その際、陰の常胤は、陽の人が残していった忘れ物を拾っているんですね。これ大事です。その忘れ物とは、『相馬御厨』のことなんであります。ここで将門は黄金郷・ユートピアを創っていて、ある程度成功していたのですが、なんだか知らないけど目の仇にされて潰されてしまいました。この将門の思いを良文流平氏が大事にしていて、七代下ったあたりの常胤が、忘れ物を拾って『鎌倉幕府』として完成させるわけです。その際、陽のキャラクターの頼朝と政子はとても重要な存在になっています。
 このように、陰・陽のキャラクター、一見全然違う人物と思える存在が、ひとつの目的意識のために働いているんですね。これ霊的な次元で言うと、同じ意識から出てきているということにならないでしょうか。つまり『同一人物』なのです。これが事実だとすると、すごい神秘感を感じませんか?

 さらに新田義貞のお話しをしましょう。この人ね、ひとことで言いますと『ターミネーター』なんです。『終わらせる人』です。何をって鎌倉幕府をです。この人ね、私の中では千葉常胤と繋がっているので、「作った人が壊す」っていう自己責任の法則が働いているんですね。上記のように同一人物だとしますと、「自分が作ったから自分で壊すんだ」という一つの意識としての働きを感じられるんですね。でも千葉常胤と新田義貞が同一人物だなんて考える人いませんよね(^_^;)。見た目では全然違うキャラですから。でもその違い方に法則があるんですね。それが『映し鏡』です。常胤は坂東平家の棟梁です。義貞は義家流源氏の片方の棟梁です。常胤が長生きで冷静沈着参謀、陰タイプなのに対し、義貞は短命・激情大将、陽タイプです。あまりにも正反対過ぎるんですね。だから繋がっているのです、カルマバランスを取るという意味で、同一人物なのです。
 さて、この新田義貞公は壊すだけではなかったのです。次の時代に種を蒔いてあったんですね。それが『阿弥陀仏信仰』でした。一般的に義貞は、明治時代にたて祀られたので、『忠皇の英雄』というイメージばかりが先行しているのですが、実は当時の新興宗教であった『時宗』、一遍上人が興した踊り念仏の熱心な信者でした。私の中ではこの方が強いんですね。後醍醐天皇に対しては「裏切られた」という思いばかりが強くて、それほど信仰心っていうのを感じません。むしろ阿弥陀如来的極楽浄土なんですが、それを理想に持っていたという感覚が強いんです。その理想で幕府を作りたかったのですが、天皇は理解してくれないし、尊氏ほど現実処理能力に長けていないしということで、金ヶ崎城に無念を残し、越前で散っていったのでありました。

 その義貞の思いを拾って、とてつもない苦労をしながら大輪の花を咲かせたのが、実は明智光秀@天海なんですね。私はね、本当にビックリしたんですよ。テレビドラマ『国盗り物語』で光秀が金ヶ崎城で足利義昭体制を、すごい苦労をして作ったのを見て・・。義貞はこの金ヶ崎にすさまじいトラウマを残しているんですね。わたしそれを開放するのにスッタモンダしたのですが、テレビのシーンを見て、
「あっ!、繋がってる!」って直感しました。義貞の次に繋がってるという意味です。でも光秀はそのまんますんなりとは、阿弥陀浄土を実現することができませんでした。あまりにも理想が高すぎるんですね。一旦幕府や宗教体制・旧文化を壊して、さらに地ならしする人を待って、それからじゃないと実現できない夢でした。壊し屋が信長で、地ならしが秀吉です。そして家康は、光秀を『謀反人』として排斥した秀吉一族を排斥するときに際し、6万回も南無阿弥陀仏を唱えるんですね。義貞の夢、阿弥陀浄土の実現を念じながら・・。家康は新田流源氏を詐称しました。しかしこれはウソであっても意味があったと感じます。義貞の夢を実現するという意味で、『天海』のこだわりがあったのだと私は観ています。そしてついに武器を捨てる平和な世が・・。
 義貞って鎌倉幕府を潰したあとは、実はあんまり冴えないんですね。尊氏との戦いで負けてばかり。挙句の果てに楠木正成を死なせたのは義貞の責任だとか後世言われちゃうんですが、それもこれも本当は平和主義者で戦いたくなかったからではないのでしょうか。阿弥陀浄土が夢だとすると、その冴えない感じも理解できるのであります・・・。

 さて、いかがでありましたでしょうか。
 この四人が同一人物なのだ、という神秘感を味わっていただけたでしょうか。

 ここまでお話しすると、次が予測できるんですね。つまり光秀@天海が創った江戸幕府の次です。次の人生は、自己責任の法則から、江戸幕府を終わらせる人になるはずです。そして映し鏡の法則から、正反対のキャラクターになるはずです。短命で陽気な幕末の志士・・・新しいコンセプトを現代にまでその余韻を残せる人・・・、みなさん想像を膨らませてみてください。そしてその夢が現在進行形で形になろうとしているということに・・・思いっきりワクワクしてみてください!

 「日本の夜明けは近いぜよ~ ^ ^ 」 (遠いまなざし・・・)

<あとがき>
なんだかすごいですよね、この魂群・・。
この人たちをよくよく観察してみますとね、ひとつの透徹した意思を感じ取ることができます。
それは「この日の本の国を、よき国にせん!」
とする、とてつもなく深い『愛』に満ちた心です。
一体それはどこからくるのでしょうか・・。

光秀公の次を予測できるようにですね、将門公の前も推察できるんですよ。
その方は映し鏡として考えますと、
『乱』の将門に対して『和』の・・・・
「私は神である」と宣言した大将・将門に対して、
仏教の興隆に心血を注いだ摂政・・・・

歴史を創っているのはもしかして・・・うーん。。

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/文:シュバン/平将門関連書籍将門奉賛会


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