ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「あれほど親孝行な選手はおらん」というのが理由だった。

2009年11月15日 | Weblog
「眼力」齋藤孝著より。

筆者の齋藤氏は「眼力そのものが仕事になっているものの一つにスカウトがある」という。これは実にわかりやすいたとえだろう。優れたスカウトマンは才能を発掘するのがうまい。

今年現役を引退した中日の立浪和義選手を指名した時の星野仙一の選別眼は上記のフレーズにあげたようにちょっと変わっていた。立浪はPL学園の中心選手で実力はあったが、親孝行だからという理由は実にユニークなものだ。

やや関係ないが、今年の日本シリーズの解説者の一人として立浪は登場していたが、肉声を聞くのは初めてだった。彼の説明は丁寧でわかりやすく実に好感が持てた印象を受けた。

親にいい思いをさせたいという選手は間違いなくプロ入り後も努力する、というふうに解釈したのだろう。しかし、高校大学でかなりの実績を残している選手なら、べつにスカウトとしての眼力は必要なくなる。

例えば、メジャーで活躍する松井秀喜選手や松坂投手などは誰が見てもプロ向きで、その期待通りの活躍をしている。むしろ、とくに注目もされていないが潜在能力のある選手を見出すところに、スカウトの眼力がかかっているのだろうな。

1万時間かけてもいいものがブランド。

2009年11月14日 | Weblog
「仕事学のすすめ」勝間和代・藤巻幸夫著より。

これは藤巻氏の考えだった。経験の蓄積によって自分なりのスタイル、型ができていく。これが「自分ブランド」だという。専門家になるためには一万時間が必要なようだ。

そうそう、この本のサブタイトルは“自分ブランドで課題克服”となっていた。藤巻氏はファッションの分野でそれをやってきた人だ。だから、かつてはカリスマバイヤーと言われたのだろう。

その前に、自分はどの分野なら一万時間をかけられるか。これを探ることが自分ブランド作りのスタートらしい。それは意外に自分の身の回りにあるのかもしれない。

勝間さんはかつて一時期相場の仕事をしていたが、それは自分には向いていないと思ったという。それは相場は実力が2割か3割であとは運に左右されてしまうからだった。人によってはそれが向いている人もいるのだろう。

得意な分野にだけ力を入れられれば強くなれるのだろう。今している仕事のなかでも自分をどうしたらもっと活かせるだろうか・・・なぁ。

0.2%の改善が大きな変化を生みだす。

2009年11月13日 | Weblog
「仕事学のすすめ」勝間和代・藤巻幸夫著より。

ものごとの変化を0.2%と言われてもピンとこない。毎日その0.2% を改善していくとして、一日で100.2となる。その翌日には100.4004になり、それを一年間続ければ、約200になるという。つまり複利計算では2倍ということだ。

チリも積もればすごいものだ。ただし人の行動をこんな数値で表すのは難しい。いずれにしても継続すれば、それなりの成果が上がるはずということだろう。

勉強にしても、体力作りにしても始めてすぐには成果は期待できない。実際目に見える成果がでないと継続しにくいものだろう。いったいどれだけやれば、いいのだろうという疑問を持つうちにやめてしまうことが多い。

しかし、この0.2%という具体的な数字をみれば、確かに目に見えないゼロ以下の数字ほどの積み重ねでも、結果として二倍の数字になるのだった。結果はあくまで「自分比」でいいらしい。継続はバカにならないものだな。

これが「集中力がない」「飽きっぽい」と自己分析する勝間さんの極意だったようだ。いずれにしても始めなければ、いつまでたってもゼロのままだ。頭で考えているうちは、何も変化は起きないか・・・

「Not To Do List」を作る。

2009年11月12日 | Weblog
「仕事学のすすめ」勝間和代・藤巻幸夫著より。

仕事を減らせば、それ以外のことに使える時間は増えてくる。勝間さんは時間管理のために「Not To Do List」を作っているという。

一般には「To Do List」(=やらなければいけないこと)、というのはよく知られている。「Not To Do List」はその反対で、やらないことをリストアップしたものだった。

彼女のリストには、タバコ、飲酒、テレビ、ゲーム、間食などが入っているそうだ。かつては、不規則な食事、飲酒、喫煙で体調を壊し、12キロも太っていたという。

かつて胃が悪いのはお酒のせいだったという。胃が痛いのに薬を飲みながらお酒を飲んでいる状態だったと振り返る。ある時ダイエット外来に行き、お酒もタバコもきっぱりとやめられたようだ。

そして、酒とタバコをやめてみると、仕事の効率が3割から5割向上したのだった。また帰宅してからのゲームも止めていた。そしてストレス解消には、瞑想、お風呂、運動などに時間を費やしたという。

まず真っ先に「Not To Do List」に入れるべきものは、時間を空費するものだった。彼女にとってそれらは、飲酒、喫煙、ゲーム、無駄話などだった。「とりあえず・・・」というようなものも結果としてはほとんど必要のないものが多そうだ。今の私なら楽なネットめぐりだろうか・・・

フレームワークのない会話は、ただのおしゃべり。

2009年11月11日 | Weblog
「仕事学のすすめ」勝間和代・藤巻幸夫著より。

ふだんあまりなじみのないフレームワークという言葉だが、これは勝間さんが同僚から言われた言葉だった。それで、彼女は自分のプレゼンがただのおしゃべりだと気がついたという。

フレームワークとは、文字通り「枠組み」「構造」「組織」という意味だったが、ビジネスの世界では「経営戦略」や「問題解決のためのツール」や「思考の枠組み」を指すとのことだった。

例として、マーケティングが挙げられていた。ここには「4P」というフレームワークがあったのだ。それらは価格(Price),製品(Product),流通(Place),広告宣伝(Promotion)であった。

つまりマーケティングを考える場合、価格や製品だけ考えていたのでは十分ではなかったのだ。これら4つをパッケージとして見る必要があるということだった。

勝間さんはフレームワークを意識することで、自身のコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力はさらに高まったと語る。

プレゼンには1、プレゼンの目的。2、プレゼンの構造。3、相手にしてほしいアクション、をはっきり提示することだという。何事もちょっとしたポイントがあるものだな。

システムとはモチベーションに替わるもの。

2009年11月10日 | Weblog
「仕事学のすすめ」勝間和代・藤巻幸夫著より。

勝間さん自身は「実は常に高いモチベーションを持ち続けることのできる人間ではありません。むしろがんばるのが苦手・・・」と語っている。これは意外なことでもあった。

やる気でどうにかなるのはせいぜい3日ぐらいのものらしい。かつて英語はそれほど得意ではなかったようだ。TOEICで420点だったが、勉強して3年後には900点を達成している。それも無理のない方法を見つけ続けた結果だという。

仕事に追われながら、3人の子供を育てをしながらもそれを達成している。もともと英会話学校の授業は夜週2日で2コマずつだったが、それでは無理なので、朝4日1コマずつにして通ったという。その結果英語力を向上させることができたのだった。

つまり、既存の仕組みを変えることで、学びが可能な状態にしてきたのだ。そして、ここでのポイントは、システム(朝4日1コマずつという)によって自分を縛り「やる気の有無にかかわらず、とにかくやらなければならない状況」を作ることだった。

時間や余裕ができたらやろうと思っていても、なかなかその時間は作れないもの。たとえば、強制的に給与天引きで積み立てを行えばきっちりとある程度は貯金できるのと似ているかも。もちろん無理のない範囲内でという条件つきだろうが。

自分ができないことは素直に人に教われる人・・・

2009年11月09日 | Weblog
「仕事学のすすめ」勝間和代・藤巻幸夫著より。

これは勝間さんのことを、藤巻氏が評していた言葉だった。実にスーパーウーマンというイメージがあるが、とくに無理してやっているわけではないらしい。私などは素直に教わるのが苦手な方だな。

意外なことでは、ボイストレーニングやウォーキング、メイクなども先生にならって、自己投資しているという。週2回のスポーツジム、週1回のネイルサロン通いも継続中とか。むしろ楽しいから続いているようだ。

自分の得意なことは人に教える、その一方で不得意なことはその道の達人やプロに教わっている。多忙ななかでも自分の好きなことにはちゃんと時間を作って自己投資をしている。

そんな自己投資があるからこそ、その後の活躍につながっているのかもしれない。会社を退社してからの3年間で20冊も出版している。その多くがベストセラーだ。

そして自分のブランド作りに成功して、ブームに乗り、累計で200万部以上も売り上げている。いったいつまでこの勝間ブームは続くのだろうか。

人に心を開いてもらうには褒めるのが一番。

2009年11月08日 | Weblog
「仕事学のすすめ」勝間和代・藤巻幸夫著より。

これも藤巻氏の仕事学の部分にあったフレーズだった。意外に当たり前そうなことだが、やろうと思ってもそうそう簡単に口には出来そうもない。いったい何をどう褒めたらいいのだろうか。

まずは、目の前の人を観察するのだという。髪型、ファッション、アクセサリー、持ち物、名刺のデザイン、スーツ、女性ならネイルアートなど。

褒め言葉をかけることで、自分に関心を持っているのだということが伝わればいいようだ。褒められて気分を悪くする人は少ないだろう。藤巻氏はそれを実践しているようだ。

いきなり仕事の話にいくよりも、雑談でお互いの人となりを理解することが、その後の話をスムーズに進めることは当然だ。まず褒めて、興味を持って質問できればそれがスタートだろう。

人とのコミュニケーションをよくするためには、出会いを印象的なものにしたいものだな。例えば、もし出身校や育った地域、田舎や家族のことなど共通した話題があればそれが一番手っとり早いかもしれないが。

「こういうものだ」と思ってしまえば、何も変わらない・・・

2009年11月07日 | Weblog
「仕事学のすすめ」勝間和代・藤巻幸夫著より。

この本はちょっと珍しい、二人の共著となっている。元はNHK教育テレビで放送された番組を構成したもののようだ。以前一度テレビでも観たことはあるが、そこでは語られていない内容があったので、買って読んでみた。

仕事上での規則やルールといったものは、いつ誰によって作られたものかわからないものが、何年たっても同じように使われている場合がある。しかし、本当はその時代にあったものに変わっていかなければおかしいだろう。

あとからその組織に入ってきた人間には「そういうものだ」ということで、改めて自分の頭で考えることなどほとんどしない。むしろ、以前からいる人間のほうがその決まりごとがおかしいと気づいていたりするものだ。

藤巻氏は時どき“志”や“ビジョン”という言葉を用いるが、それは「今は何もないところに新しいものをつくる。新しい価値観を見出して社会に提案する」ということを意味しているという。

本当は疑問や不満があるならそれを明らかにすべきものだろう。そして変えるべきところは変えていくことが仕事を効率よくさせるのではないだろうかなぁ。“疑問は次の発想を生むバネ”という表現もおもしろいと思った次第。

着ているモノがどんなブランドでも関係なく個性を出す・・・

2009年11月06日 | Weblog
「朝日新聞、土曜版」2009.10.31付けより。

今やこの不況下でも過去最高の売上高と営業利益を記録して、一人勝ちの「ユニクロ」についてのアンケートがあった。9月の売り上げは前年比で30%増とすごい。しかも海外出店も増加している。

「ユニクロって好きですか?」という質問に対して、好き19%、どちらかといえば好き65%と、なんと84%もの人が支持している。回答者は6948人だった。

その理由のベスト3は、安い(4746人)、品質がいい(1894人)、品揃えが豊富(1460人)だった。また嫌いの理由としては、安っぽい感じがする(532人)、みんなが着ている(397人)、デザインが気に入らない(215人)などだった。

また、ユニクロのモノだと同じものを他人が着ている可能性があるからイヤだという人も意外に多い。確かに私もかつてユニクロで買ったジャケットと同じ種類のモノをどこかの子供が着ていてちょっとがっかりしたことがあったな。

この記事のなかで、ファッションにこだわるという61歳の女性は「かっこいいモノはユニクロでもシャネルでも着ます」という。実際にシャネルと組み合わせて着ているようだ。これにはちょっと驚きでもあった。こういう人は服に着られるのではなく、個性的に着こなしているのだろうなぁ。

おもしろいことがないと嘆く前に、おもしろいことを探すのが大事・・・

2009年11月05日 | Weblog
「朝日新聞、土曜版」2009.10.31付けより。

“やっぱりフジマキに聞け”というコラムのなかで、藤巻幸夫氏が語っていた。ここでは、「これまで負け犬の人生だったが、今後もそのままでいいのでしょうか」という67歳の女性の質問に答える形になっていた。

この女性は藤巻氏が勝ち組だと決めていたが、彼自身はそれはとんでもないことだという。というのも、心臓は悪い、緑内障、ゼンソク持ち、しかも短足だと自身の身体について触れていた。

健康に不安がないことがまずは基本だろう。いくら知名度があったところで、仕事が思うように続けられなければ意味はないはず。実際藤巻氏はイトヨーカ堂で活躍している途中で心臓病が発生し仕事を中断しなければならず、その後退社している。

今では明るく楽しく生きることを実践している。勝ち負けにこだわることなく、「足るを知る」ことを心がけているようだ。

木々の緑を目にするというような、ちょっとしたことにも心がワクワクし、自販機で当たりが出ただけでも大いに喜んでいるという。彼はそれを「思いがけない小さな幸せ」だと表現している。

人と比べず、自分なりのスピードで生きることだけ考えていれば、勝ち負けは関係ないか。自分なりにおもしろいことを発見できれば、それでいいのかも。

「人がメディアによってどう変わっていくか」

2009年11月04日 | Weblog
ホームページ「どらく」2009.10.30より。

映画監督の森田芳光のインタビュー記事があった。その中で彼は新製品というモノもメディアとして考えていたのだ。たとえば、パソコンやケータイ電話も入っていた。

次々と登場する新製品はまさにメディアでもあったのだ。メディアが世の中を変え、人を変えていくという。そう言われれば、パソコンやケータイが当たり前なモノになる前とその後では生活は大きく変わっている。

実際手紙を書くよりメールはお手軽で早くて安い。しかも場合によっては写真や動画までほとんどリアルタイムで送信できる。またパソコンでは見知らぬ人ともコミュニケーションできている。

また別なところでは、電子辞書の登場で従来の紙の辞書を引けなくなっている学生も多そうだ。またiPod、ニンテンドーDS、ケータイメールなどを電車の中で楽しむ風景は当たり前になってしまった。

もちろんいいことばかりではなく、インターネットなどによってもたらされる弊害もある。ネットを通じた犯罪、事件などは頻繁に起こっている。最近制作された映画「わたし出すわ」では、「お金」もメディアの一つと考えていた。森田監督はそのお金によって人はどう変わるかを表現したかったという。

その時代によってヒットする新製品は異なってくるが、それが人の生活や心にもたらすものは大きい。森田監督はそんなメディアと人間の関係をこれからも映画で表現したいと語る。知らず知らずのうちに世の中を便利に快適にする新製品によって、人の考え方も行動も大きく変わってきてしまったのだろうな。

プロは、3つ以上アイデアを出せる。

2009年11月03日 | Weblog
「自分がブランドになる」石井竜也・中谷彰宏著より。

二人は「妥協」ということについて語っていた。石井さんは、役者にしても、監督にしても、絵描きにしても、プロはどんな人もトップセールスマンだと考えている。

それは、相手が気に入るまで「これはどうですか」「だったら、これはどうですか」と次々とアイデアを出せるからだという。それを3つ以上出せるのがプロだと思うようだ。

中谷さんも、優秀な人ほど引き出しをいっぱい持っているという。一案しか出してこないのはプロじゃないようだ。だからゆずれないアイデアしか出せない人はスタッフに入れていないようだ。

歌の現場では、プロの作詞家はレコーディングの場で歌詞を書きかえることまでできるという。それだけ豊富な語彙を持っているからだ。それでこそ、周囲を納得させることができるのだろう。

つまりそれが、プロとしてのブランドと言えるのだろうな。確かに3つ以上もアイデアを持ってプレゼンに出かけられれば余裕をもてるかもしれないが、事前の準備も半端じゃないな。

当然ながら実力がモノをいう世界だろう。日ごろの蓄積によって「ここまでやるか、と思えるくらい」次から次へと新しいアイデアを提案できることか。それが可能かどうかが、プロとアマの違いかな。。。。

僕の作戦は、競争のないところで一位になること。

2009年11月02日 | Weblog
「自分がブランドになる」石井竜也・中谷彰宏著より。

これは「行列」ということについて触れている部分で目にしたフレーズで、こう話すのは、中谷さんだった。

その前に石井さんが、「並んでまでおいしいラーメンを食うのだったら、少々まずくても、たとえ3000円払ってでも、がらんとしている店のほうがいい」という。

並ぶのはキライだからだそうだ。私も何度か実際に行列のできるラーメン屋で食べたことがあるが、食べている間も後ろに並ばれるのは嫌なものだ。食べる時間よりも待つ時間のほうが圧倒的に長かった。

最近は同じ系列のラーメン屋ですぐに入れるところに行くようにしている。私はそれほど味にこだわらないほうだから、待つ時間のほうがもったいないと思っている。

中谷さんもせっかちなほうで、待ったり並ぶ行為はイヤだという。並ばなくてすむようにするにはどうしたらいいかまで考えてしまうらしい。店のオヤジと仲よしになれば、なんてことも考えているようだが。

「行列」はその店の繁盛の証拠でもあるが、お客にとってはどうやって待ち時間を過ごすか、雨の日に外で傘をさしながらでも待てるか、猛暑の炎天下でも待てるか。待つほうにとってはそれ一つ考えても、いろいろな考え方があるものだろう。

ラーメンの話から「行列」になって、ブランドとは一見関係なさそうな話だが、都内に一流ブランド店がオープンすると必ず開店前から長蛇の列ができ、ニュースになるものだなぁ~。

それなら、事前にその店のオーナーと親しくなれば並ばずにすむ作戦も中谷さんなら可能かもしれないが、一般人には無理かも。

紙一枚ずつの努力を、どれだけ繰り返せるか。

2009年11月01日 | Weblog
「自分がブランドになる」石井竜也・中谷彰宏著より。

石井竜也さんの仕事は、一回ごとのライブ、一曲ごとの歌が積み重なってブランドができていくものだという。そして、あの人に頼めば、必ずこの程度のモノができてくるというまでの信頼度を勝ち取るまでには、当然ながら苦労が伴うもの。

私たちが本を著書の名前だけで買う場合やCDを歌手の名前で買う時を振り返ってみればわかりやすい。すでに何冊か自分で読んで、この作家の本ならまず外れはないだろうと思って買うことが多い。音楽も同様だろう。自分と相性の合いそうな作家やアーティストの作品をついつい手にとってしまう。

若いころは五木寛之の作品やミステリーでは森村誠一、松本清張などを手当たり次第に読んだものだった。何人かの作家の本は必ず楽しめるという安心感があった。これがその人のブランドだろう。

中谷さんもブランドは蓄積だから、一気にはできないという。大量のお金をかけてテレビコマーシャルをやっても、それは認知されただけで、信用や説得力とは別物だった。

紙一枚の厚さの努力をどれだけ積みか重ねられるかの闘いのようだ。実際に、紙に書いたものを集めてその高さを実感してみるというのも具体的な感じもするな。(たとえば、手書きのノートでもいいかもしれないが。)