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(子供には)意味がわからなくても響きのきれいな言葉・・・

2007年09月13日 | Weblog
「アスパラネクストエイジ」2007.秋号より。

阿木耀子さん(作詞家)は唱歌や賛美歌には、子供には意味がわからなくても響きのきれいな言葉がいっぱい詰まっているという。大人でも歌はただ聴いているだけでは意味がつかめないものも多い。ただリズムがお気に入りなら言葉の深い意味まで考えたりしないかもしれない。

しかし、歌詞を見ずに覚えていると長い間勘違いしている言葉もある。阿木さんは「村の鍛冶屋」のフレーズ「~しばしも休まず」の部分を加治屋さんだから「火ばしも休まず」だろうとずっと思っていたという。しかも現代の若者に「火ばし」といってもピンとこないかもしれない。

昔の童謡のなかには現代人にとって死語や意味不明なものが多いかもしれない。たとえば「夕焼けこやけ」のなかの「山のお寺の鐘がなる~」の部分もなぜ鐘がなるのかわからない人も多いだろう。(もちろん時刻を知らせるためだが)

ついでに、ちょっと面白いことだが、最近では都内や私の住む地元では夕方の5時になるとこの「夕焼けこやけ」のメロディー自体が流れ、夕方の5時を知らせてくれる。話がそれてしまった。

そういえば、野口雨情の作詞した童謡や唱歌などは、中年以上の人にとっては郷愁を感じるのではないだろうか。子供のころ聴いた響きのいい言葉はいつまでも耳に残るもの。

蛇足

野口雨情(1882-1945)
詩人、童謡、民謡作詞家。代表作は『十五夜お月さん』『七つの子』『赤い靴』『青い眼の人形』『シャボン玉』『こがね虫』『あの町この町』『雨降りお月さん』『証城寺の狸囃子』など。他に『波浮の港』『船頭小唄』など。

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