「プレジデント」2009.12.14号より。
(前日のつづき)
茂木さんはここで「偶有性」という言葉を使っていた。これは「人生どうなるかわからない」ということでもあった。とくに幕末から明治にかけては「偶有性」に満ちた時代だった。自分の人生がどうなるかわからない。また国の行く末も確証が持てない時代でもあった。
つまり現代も同じように、景気は低迷したまま、少子高齢化が進んでいる、年金もこの先不安がある。何となく行き詰まっている気もする。もしこんな時代なら司馬作品の登場人物ならどう立ち向かっていくのかと考えても興味深い。
茂木さんはこの「偶有性のプリンス」の筆頭格は坂本竜馬だという。時代の宿命から逃げられず、真っ向から勝負した人物だったからだ。
その偶有性に向き合うための一つの大事な資質が「楽天性、明るさ」だった。そして司馬文学が魅力なのは、夢や希望を描いていたからだろうと分析している。
(前日のつづき)
茂木さんはここで「偶有性」という言葉を使っていた。これは「人生どうなるかわからない」ということでもあった。とくに幕末から明治にかけては「偶有性」に満ちた時代だった。自分の人生がどうなるかわからない。また国の行く末も確証が持てない時代でもあった。
つまり現代も同じように、景気は低迷したまま、少子高齢化が進んでいる、年金もこの先不安がある。何となく行き詰まっている気もする。もしこんな時代なら司馬作品の登場人物ならどう立ち向かっていくのかと考えても興味深い。
茂木さんはこの「偶有性のプリンス」の筆頭格は坂本竜馬だという。時代の宿命から逃げられず、真っ向から勝負した人物だったからだ。
その偶有性に向き合うための一つの大事な資質が「楽天性、明るさ」だった。そして司馬文学が魅力なのは、夢や希望を描いていたからだろうと分析している。
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