ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「待ち時間」から「持ち時間」へ。

2009年02月11日 | Weblog
『「ハンバーガーを待つ3分間」の値段』齋藤由多加著より。

見開きになったページの左側には暗い道路(国道)の写真が写っているだけ、その上の方に電光掲示板の“45”という数字が見える。この数字は信号についている数字で、車から見て青信号があと何秒で黄色、赤に変わるかを示していた。

これはマニラ市内の国道にある信号とのことだった。そういえば、日本にも歩行者用の横断歩道には赤信号があと何秒で青に変わるか目盛がついているのものもある。筆者はこれを「待ち時間」ではなく「持ち時間」を示していると考えている。

待つことには変わりはないが、そんな表示があるだけでも、待っている時間が短く感じられる。「待つ」か「持つ」かは文字が似ているように、やや曖昧な感じもしてくる。

例えば、電車やバスでどこかへ移動する場合、これはある意味目的地までの時間を「待っている」とも受け取れる。その間何もすることがなければ、長く感じられるもの。しかし、仮に40分間電車に乗るなら、その時間でいろいろなことができる。

そうなると、移動時間は「持ち時間」ともいえそうだ。最近目につくのは、ケータイメールをチェックしたり書いたり、またiPodで音楽を聴いたり、ニンテンドーDSでゲームを楽しんだりしている姿だ。もちろん、従来通り新聞や雑誌、本なども読む人たちも多い。また居眠りをする人も目立つ。

これらはみな自分の「待ち時間」を「持ち時間」に変換しているということだろう。その他、文字どおり病院や駅での待ち時間にはその時間を有効に使えば、持ち時間ともなってくる。一番もったいないのは、ただボケーっとしている時間かも・・・(ボケーっとするのも必要な時もあるが)

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