「筋を通せば道は開ける」齋藤孝著より。
(前日のつづき)
徳と言っても人まねというより、むしろ自分で探してみることが重要なようだ。自分に何が足りないのか、何があれば現状をブレイクスルーできるのかを考えるべきだった。
できるだけ具体的なものを思い浮かべるのがいいと、齋藤氏はいくつか参考として挙げているものがあった。まずその一つが、「上機嫌」だった。
いつも氏はこの言葉にこだわってきたという。数年前には「上機嫌の作法」という本も書いていたほどだ。たった一つのこの言葉を思いつくだけでも大変なことだ。
いいアイデアも心の経平静がなければ思い浮かばないというが、それは本当だろう。上機嫌を維持するのは大変だが、それを意識しなければ恐らくもっとできない。
単に感情的にものごとを相手にぶつけても解決しないことの方が多い。むしろ「相手に対して非常に厳しいことを、上機嫌に言えた」などはやはり訓練、習慣化しなければできないもの。
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