「プレジデント」2011.1.31号より。
“やりぬく力”というテーマで柳井正氏が語っている中の発言だった。これを逆の考え方をすれば、また分かりやすい。売れるかどうかわからない、と少しでも疑いながら売ろうとしても、売れるはずがないということだろう。
氏の経験から、「これ買ってください。これは絶対いいものです」と、そう断言できる商品は売れるという。確かに世の中には似たような商品があふれかえっている。どこがどう違って優れているのかが納得できなければ、買うほうもその気にはならない。
また柳井氏は、ゴールつまり目標に縛られるのはまだ本物ではないという。それは具体的な日付、数字などの目標に寄りかかると、それが不可能だとわかった時点でやりぬけなくなってしまうからだという。
本当にやりぬくためには、コンセプトや理念を設定する必要があったのだ。たとえば、ユニクロの場合は「服を変え、常識を変え、世界を変える」というコンセプトに向かっていたのだ。それでこそ、「無限の成長」につながるようだ。
ヒートテックはファッションや人の生活スタイルまで変えてきた。これを何万点売ろう、や金額だけを目標にしたら、単なるヒット商品で終わっていたと振り返る。客のニーズを上回る、本当に価値のある商品を生み出すことがポイントのようだ。つまり、消費者自身が気がついてないものを気付かせてあげると言うことかもしれない・・・な。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます