「ブレない生き方」齋藤孝著より。
これも、前日のつづきになるが、齋藤氏自身の経験を語っている部分にあったフレーズだった。「マイナスの局面が、最大のチャンス」という小項目があった。
その中で齋藤氏は、中学、高校と青春のすべてを運動部の部活動に打ち込んでいたという。しかし、高校二年の終わり頃に、友人に「お前、その成績でどこの大学にいくつもりなの?」と見下され、思い悩んだ結果部活を辞めていた。
辞めたところで自問自答ばかりしていたようだ。部活動を最後まで全うした方が充実感を得やすい、しかしそれは氏にとってぬるま湯になってしまったはずだと振り返る。
それを断ち切って勉強に方向転換したが、結果は不合格だった。まあ、こんなことは多くの人が経験しているかもしれない。しかし「断ち切る勇気」が氏をぐいと押し上げたことは確かなようだ。
人生は思い通りにいかないことの方が多いものだ。氏の場合はまた「断念エネルギー」という表現も用いている。マイナスの状況をプラスに転換するには相当な気持ちの強さがなければならない。
こんなことを書きがながら、ふと東日本大震災のことを思い出してしまった。被災者の皆様には、本当に健康に気をつけてがんばって欲しいと心から願っています。一日も早い復興を祈ります。
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