ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

偉大な結果は、忍耐力の果てに存在している。

2012年08月29日 | Weblog
偉大な結果は、忍耐力の果てに存在している。

「退屈力」齋藤孝著より。

これも、前日触れた内容と重複しているかもしれないが、ふだん忘れがちなことでもあるだろう。ここに「伏龍鳳雛」というふだんはあまり聞き慣れない四字熟語があった。意味は、世間に知られず、雌伏している状態を指していた。

これから、龍や鳳凰になって世に出てゆくのだという気持ちを持って、その期間を耐えているということだ。筆者の齋藤氏自身、高校時代にこの四字熟語をプリントしたTシャツをクラスで作って着ていたという。

まさにその通りに実現しているのは驚きでもある。飛躍をするためには、誰にでも修業期間が必要なのだ。数年前にノーベル賞を受賞した小柴昌俊東大名誉教授は、気の遠くなりそうな研究の時間を費やしていたのだった。

そして、工夫を重ねて数多くの失敗のなかにも喜びを感じていたのだろう。その期間は膨大な退屈な時間を過ごしたとも思われる。オリンピックでの晴れの舞台で活躍する選手も、長年にわたる練習の成果を発揮していることになる。

体操選手も伸び悩むときは、基本にもどって倒立からすべてやりなおす人もいるらしい。それはすべての体操の基本が倒立だからだそうだ。できて当たり前のことをやることほど退屈なことはないだろうな。華やかに見えるのは結果だけか・・・