「ズルくやれば50倍成功する」内藤誼人著より。
この章のタイトルは「いかさま営業 したたか交渉術」といささか刺激的な表現になっていた。読んでみてかならずしも“いかさま”とは思わないが、うまい方法かもしれないと納得できるところもある。
つまりタイトルにあげたように、営業の際にその人がどんなことを雑談などの話題に取り上げるかによって、印象が異なってきてしまうということだった。
たとえば、数式や科学の話題を取り上げれば、それだけで論理的な人にも見えてくる。スポーツやアウトドアの話をすれば、明るくて健康的なイメージが持たれる。歴史や文学の話が多ければ、思慮深い人にも見えてくる。
結局その人がどんな材料で話をくり返すかによって、持たれる印象は異なってくるようだ。これもある意味人の気持ちをコントロールするテクニックとも言えそうだ。うまくいけばの場合だが。