「知の巨人ドラッカー自伝」ピーター・F・ドラッカー著より。
この本の元は日本経済新聞の「私の履歴書」だった。それに訳者解説を加えて出来上がっている。これは訳者の牧野洋氏がドラッカーに「暇な時には何をしているのですか?」と軽い気持ちで聞いてみた時の返答だった。
その前に逆に「暇な時とは一体何だね?」と聞かれてしまったのだ。もちろんこれはドラッカーのユーモアだった。牧野氏は返答に困ってしまうが、ニタッと笑いながら答えたのが上記のフレーズだった。そして、さらに「私の場合、仕事をしていなければたくさん本を読む。きちんと計画を立てて、それに従って集中的にね」と付け加えていた。
要するに、暇な時という表現はドラッカーにはあまり似合わない言葉だったようだ。つまり常に何らかの目的を持って時間を過ごしているのだという意味だろう。
そしてインタビューで「引退」の話になると自分の手帳を見せてくれたという。そこには、夏から秋にかけては、予定はびっしりと書き込まれていたのだ。その時ドラッカーはもう90歳を超えていた。しかもユーモアもたっぷりだったらしい。やはり巨人だと感じてしまう・・・
この本の元は日本経済新聞の「私の履歴書」だった。それに訳者解説を加えて出来上がっている。これは訳者の牧野洋氏がドラッカーに「暇な時には何をしているのですか?」と軽い気持ちで聞いてみた時の返答だった。
その前に逆に「暇な時とは一体何だね?」と聞かれてしまったのだ。もちろんこれはドラッカーのユーモアだった。牧野氏は返答に困ってしまうが、ニタッと笑いながら答えたのが上記のフレーズだった。そして、さらに「私の場合、仕事をしていなければたくさん本を読む。きちんと計画を立てて、それに従って集中的にね」と付け加えていた。
要するに、暇な時という表現はドラッカーにはあまり似合わない言葉だったようだ。つまり常に何らかの目的を持って時間を過ごしているのだという意味だろう。
そしてインタビューで「引退」の話になると自分の手帳を見せてくれたという。そこには、夏から秋にかけては、予定はびっしりと書き込まれていたのだ。その時ドラッカーはもう90歳を超えていた。しかもユーモアもたっぷりだったらしい。やはり巨人だと感じてしまう・・・