「朝日新聞」2010.11.27付けより。
(前日のつづき)
大学教員の資質について述べている、3人目は関西国際大学長の濱名篤さんだった。濱名さんは、上記フレーズのように述べていた。
また、大学の教員の資質や評価基準は一律には決められないという。それは同じ大学の中でさえ、教員の役割が違うからだった。資質は均一ではあり得ないと述べる。
立場から、教員には「研究より教育に比重を」と求めているようだ。教員には役割を分担しながら学生に学習の仕方を教え、卒業後の人生設計もさせるという。
これはかなり高いレベルの指導の仕方だとも思える。机の上の学問だけでは簡単に教えられそうもない。やはり経験を積んだ社会人教員の力は大きそうだ。
たとえば、犯罪科学を教えるのは、元警察署長や科学捜査研究所のOBだった。単なる書物からだけの知識を教えらるより、学生は興味深く学べそうだ。
そして、教員を採用するときには、最初の任期を3~4年として、この期間に実績を上げられなければ、契約更新とはならないようだ。これが、フレーズにあげたことだった。