ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

時は選手から体力を奪い取るばかりではない。知と経験という財産を残していく。

2009年09月09日 | Weblog
「朝日新聞」2009.9.8付けより。

スポーツ面のコラム“EYE”(西村欣也編集委員)の中でのフレーズだった。ここでは、楽天の山崎武司選手が41歳で33号2ランを打ったことについて書かれていた。この41歳で33本塁打というのは、かつてオリックスの門田博光が達成して以来20年ぶりの記録だった。

このコラムの冒頭は次のように始まっていた。「陽はまだ落ちない。残照の輝きを見るのもプロ野球の楽しみのひとつだ。」と。始めの十数文字は、実に文学的な表現が用いられている。山崎選手は“野村再生工場”でみごと再生した現役選手の代表だろう。

40歳を超えたベテラン選手の活躍というのも確かに勝敗を別として、見る価値がありそうだ。年齢を経れば全盛時の力は発揮できないのは当然だが、それを何か別のものでカバーしてファンに応えるプレーもすばらしい。

投手も20代なら力投型で通せても、30代になればその勢いだけでは通用しない。200勝以上達成でき名球界入りできる投手はみな、技巧派に転向でき投手生命を伸ばすことができた選手だけだろう。

若い頃の力を年をとってから技に変換できるかどうかは、一般の人にもいえそうなことだ。誰でも年をとるが、そこで知と経験という財産を残せるかどうかは、今現在の過ごし方にも大いに関係がありそうだとも思えた次第。