ちょっとマンネリですが・・・

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「英語の授業は英語で指導することを基本とする」

2008年12月27日 | Weblog
「朝日新聞」社説2008.12.23付けより。

これはちょっと気になるフレーズというより、テレビのニュースでもどの新聞にも掲載されていた記事で、むしろ数日たっても気になることだった。この社説のタイトル部分には「高校指導要領」とあって、“英語で授業・・・really?”とあった。このアルファベットの単語(本当?)は実にインパクトがある。

そして、冒頭は「高校の英語の先生たちの中には、頭を抱える人も少なくないだろう。」と始まっている。要するに平成13年度からは、英語の授業は全面的に英語でやりなさいと言うことだった。

でも、本当に5年後には実施できるのだろうかと思った次第。簡単な会話をするのではない。テキストを見ながら説明も英語でしていく、さらに文法の説明までしなければいけないということになる。

いくら英語の教員免許を持っていても、正確な発音で喋れる先生はそれほど多くはいないだろう。大学入試にはリスニングのテストはあるとはいっても、読解や英作文が中心らしい。入試を考えたら、英語だけで授業を進めたらどれだけ理解度が深まるかも疑問だな。

あと5年で英語がちゃんと喋れる先生がどれだけ育つのだろうか。先生も大変だろうが、もともと英語が得意でない生徒にとってはますます、英語が嫌いになるばかりではないだろうか。中には英単語を覚えるだけでも苦労している生徒もいるだろうに・・・。

全員が平等に英語による指導を受けるよりむしろその対象者は、とくに関心がある生徒だけでもいいのではないだろうか。そして、やるなら徹底して英語が流暢にしゃべれる英会話学校の先生またはネイティブスピーカーを招いてやる方が効果が上がりそうだが。

むしろ初めから、「英語の“教師”は英語で“指導できる”ことを“条件”とする」とした方が先かも。生徒に期待するのはそれからあとかな・・・と思ったりしてね。