ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

思い出は<誰か>に向けられた語りの中に存在している。

2008年03月08日 | Weblog
「朝日新聞、日曜版」2008.3.2付けより。

“心体観測”というコラムのなかで目にしたフレーズだった。きっと誰にでも思い出グッズというものはあるだろう。そんなものは、他人からみれば実にありふれたつまらないものであることが多い。

記念写真、記念品、賞状、トロフィー、時には捨てられない古いノート、古い腕時計、使い古した靴・・・。それらには自分だけの思い出がつまっているはず。

ここには、「大切な思い出、大切な物は語りの中で再確認され、他の人に語ることによって価値を増す。」とあった。その時は大事にしていたものでも、いつしか忘れ去られてしまうものばかりかもしれない。

つまり「思い出は物や写真だけでは独り立ちできない」ものなのだ。それらは思い出すための手がかりだともいえる。ふだんは思い出せなくても、人に語ることで思い出せることは多いのだろう。

人に語れるほどの思い出グッズ、今いくつあるだろうか、どこにあるだろうか・・・。でもそんな話を聞いてくれる人もいないか。