ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

芸術は、いわば自由の実験室です。

2007年10月24日 | Weblog
「今日の芸術」岡本太郎著より。

絵を描くことは子供のころからやっていることだから、誰でも簡単にできるはず。むしろ文章を書くことよりも容易なことだとも思える。しかし、人に見せたりうまく描こうと思ったりすると、とたんに手が止まってしまうもの。

そこで、でたらめな絵でもいいから絵がこうとしても、また描けなかったりする。人の描いたものなら批評できるのに、いざ自分が無から創造しようとしても容易ではない。

つまり自由に勝手にと言われても、難しいことがわかる。これは何かモノを書く場合でも同じことがいえそうだ。何か人からテーマや質問を与えられたほうが頭が働き始めたりするもの。

芸術という世界では自由に表現できる。だからもともと自分のなかに何か創造の種がなければむりなのだろう。その世界で新しい価値を生み出すことは並大抵ではないとも言える。既製のものを繰り返したり模倣は決して許されない。

しかし、その分何ものにも拘束されずに創造することができる。だから氏は“芸術”は、いわば自由の“実験室”という表現を用いたのだろう・・・な。