以前、ご紹介しました「再チャレンジ/愛知時計NO.701」と同シリーズになります、昭和初期の愛知時計
豪華版カタログ(英語版)の4ページ目を飾る由緒正しき時計「NO.718」のご紹介です。
入荷した段階ではいつものように不動状態でしたが復活。
(とは言っても、慣らし運転中あえなく時計側のゼンマイが切れたため交換しております。)
何よりも、外装の状態が非常に良く、欠品もない状態でした。
箱の裏面には当時のラベル「NO.718」も残っております。
以前、ご紹介した「NO.701」との大きな違いはこの文字盤。セルロイド製になります。
このセルロイドの裏面ベースは金属トタン製になっておりますが経年のためやはり波打ちは観られます。
しかし、これはセルロイドの性、仕方のないところでもありますがプリントは綺麗な状態です。
同じくビートスケールもセルロイド製です。
そして、このシリーズの特徴でもあるムーブメントの取り付けは香箱用のようなベース金物です。
外装木箱は手を加えなくても良い状態でしたが、各金物については磨きを加え当時の輝きを
復活させております。
このシリーズの愛知時計は一般向けの普及型とは違い独特な雰囲気があります。
「愛知時計NO.718」:昭和初期/ 非売品
愛知時計カタログより