福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

最期まで自宅で暮らすために

2014年11月26日 | 高齢社会
訪問看護ステーションの看護師さんに来ていただき、
「最期まで自宅で暮らすために」
というテーマで、対話会を開催しました。


まず、私から介護保険法の改正により、現在「社会福祉審議会高齢者福祉・介護保険専門分科会」で議論されていること
そしてその内容である千葉市の地域包括ケア構想について報告し、
その後、看護師さんを交えた自由な意見交換をしました。

最期まで自宅で・・・
という場合の自宅とは、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅の個室なども含めていますが、
そう考えた時に、自宅で最後を迎えるために必要なものを挙げてみました。
・在宅医療体制と往診できる医師
・病院のバックアップ体制
・家族が信頼できる介護看護の伴走者
・24時間相談できる場
・最期の頻回なケアと見守り体制
・施設の場合は24時間看護ができる体制

看護師さんからは、専門職としての支援を支える住民の見守りの体制の必要性を指摘されました。
その見守りに関しては、介護保険法の改正により、地域住民参加型の支え合い体制が重要視されています。
では、現状どんな資源があるか?
参加者それぞれが振り返ってみると、ああすべき、こうすべきとは言えても資源を持ち合わせていないことに気づきます。

千葉市単位では大きすぎる。
区単位でも大きすぎる。
見守りはせめて中学校区単位でないと、人材も団体もわからない・・・という意見でした。

具体的な取り組みとして、まずは
家族や見守りをする人たちの癒しや情報収集の場が必要ではないか
という結論に至りました。

対話会を重ねる中で、人材や地域資源や課題が具体的に見えてきます。
次の段階である「アクション」に、いよいよ移行できそうな気配です。

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