福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

対話会報告 避難所と自主防災について

2014年07月02日 | インポート

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 テーマを決めて千葉市政についてお伝えし、参加者のみなさんから実情やご意見をうかがう対話会。

今回は防災県連をテーマにして、6月27日に開催しました。

避難所運営に努力され、昨年9月1日の防災訓練では、千葉市で最も多くの参加者(約400名)を取りまとめた、おゆみ野南中学校の避難所運営委員会委員長さんをお招きして、実情をお話しいただきました。

その後の活発な意見交換とともに、以下、報告です。

 

Img_20211【避難所運営委員会と避難所について】

  • スペースの割り振りでは、自治会以外の人たちへの対応も想定。※自治会の組織率は44%
  • 女性特有の課題も認識していて、女性専用の洗濯物干し場や授乳室なども学校と相談して設けた。
  • ペットの多い地域なので、その点も配慮している。
  • 課題は、日中地域にいない男性よりも女性の方が頼りになるので女性の委員を増やすこと。
  • 住民ではない人の避難も想定される(帰宅困難者など)が、その点については共通認識がまだできていない。

以上のようなお話をうかがい、次に自由な意見交換をします。

    

【避難所か自宅に留まるか】

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 参加者の多くが、自らの避難所について把握していないことが判明しました。

自宅にいてはいけないの?という声もあがります。
そこで、避難所に行く場合と自宅にいる場合について、想像力を働かせて考えてみたところ、「出来るだけ自宅にいたい!」と思う人の方が多いのです。

自宅で過ごす場合の不安要素は何か。

自宅で過ごせる人達に対して避難所が果たす役割は何かについても整理しておく必要があります。
避難所運営委員会って何?という状況から、わかっている人だけが情報を共有していてもダメだ・・・ということが見えました。

 

【災害情報の共有】

防災無線(7時のかっこーや12時のチャイムなど)の存在はよく知られています。

ところが、お知らせとして流れるメッセージには、はほとんど聞き取れない。

その場合、電話で聞き直しができること(0180-994-999)や、市のホームページで確認できることを共有しました。

http://www.city.chiba.jp/mobile/musen/

 
その後、非常時の連絡体制についてひとしきり意見交換。
ネットやSNSで情報を取るのは慣れていないので、そういった情報を取れる人から、素早く伝えて欲しい・・・というご意見。
自治会のような小さな単位で仕組みを作ることがが必要ではないでしょうか。

 

【避難行動ができない人のサポート】

災害時要援護者名簿の取り扱いが7月1日から変わることをお知らせし、避難しにくい人たちをどう支えるかについても話し合いました。
民生委員だ社協だ自治会だ自主防災だと言っても、いざとなったら隣近所でしょう、というのが皆さんの気持ちです。

ということで、日頃の関係づくりにスポットが当たります。
災害情報の共有とも連動した仕組み作りが出来そうです。

 

【地盤の心配】

開発された地域は、元々の地盤がどうであったかわからないことが多いので、ボーリングデータを知りたいというご意見。

千葉市では市有建築物のボーリングデータをすでにオープンデータとして開放していることを伝えました。

http://www.city.chiba.jp/toshi/kenchiku/kanri/bolingdata.html

 

また、ハザードマップも作っていますので、そのこともお知らせしました。

地震ハザードマップ

http://www.city.chiba.jp/somu/kikikanri/chibashijisinhazardmap.html

土砂災害ハザードマップ

http://www.city.chiba.jp/somu/kikikanri/dosyasaigai-hazardmap.html

洪水ハザードマップ

http://www.city.chiba.jp/kensetsu/gesuidokensetsu/toshikasen/chiba_hazardmap.html

津波ハザードマップ

http://www.city.chiba.jp/somu/kikikanri/tunamihazard.html

 

【マンホールトイレについて】

今後、各学校に整備されるとのことですが、その際には、人目の付かない場所は避けてほしい、なぜならば、避難所では性被害にあいやすいから、というご意見も頂きました。

ごもっともです。専門家からもそういった指摘が出ています。

 

【対話会の成果】

今回の対話会では、地域での自主防災の取り組みについて見えなかったことが伝わり、初対面の参加者同士がつながりました。
それぞれが割り振られていた避難所の確認を、改めて行うことができました。

地域での情報共有について、もっと工夫していこうという認識ができました。
市のこれまでの取り組みを伝えることができたました。
避難所に行く場合と自宅に留まる場合の想定が具体的にできました。

これらのことを踏まえて、今後も地域の実情を伝えながら、千葉市の自主防災への支援について提案をしていきます。

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集団的自衛権

2014年07月01日 | インポート

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 今からまさに100年前の1914年6月28日
オーストリアのサラエボで一人の青年が起こした事件が、ロシア、フランス、イギリスと広がり大戦へと発展し、1500万人の死者を出しました。
日本は、日英同盟を根拠に参戦し、戦勝国となり国際世界に「大国」として登場します。
その後の世界がどうなったかは、歴史が語っています。
      

 日本軍失敗の本質は、誰もが不可能とわかっていながら止められなかったことです。
現状の日本社会のいたるところで、いまだにその現象に出会います。
最低限の歯止めの根拠をもつ叡智が人間社会には必要です。
先進国として世界から信頼される国としての「大国」を目指すのであれば、今、集団的自衛権を憲法解釈の変更によって認めるような野蛮な行為が許されていいとは思えません。
政治家の奢りです。

 

  組織拡大のため、思い込みのイデオロギー伝達のために日夜働く政治家は多いですが、広い視野で天下国家のことを考え、そのために火の粉をかぶる覚悟の政治家が、今どれほどいるか。

戦争の目的は国と国との戦いに勝つことですが、その手段はどうあっても殺人です。
私たちの自衛隊は、人の命を救うために在るからこそ尊いのです。

 

 地域社会でも集団的自衛権行使的な事態は、間々あります。
そういった些細なことと向き合い、一つずつ理解し合ってほぐしていくことを、続けていきたいと思っています。
子どもたちの未来のためにも。

 

 ところで、自民党でただ一人、集団的自衛権に反対をしている政治家がいます。

http://blogos.com/article/89500/

その主張を読んでみると、同じ政党の地方議員たちは、どう考えているのか。

今こそ、しっかり聞いてみたいと思います。

 

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議会の災害対応訓練

2014年03月13日 | インポート

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 千葉市議会では、議会改革推進協議会で議会の災害対応について協議を進め、大災害時には、議会としても組織的に行動することが必要だという考えの下、災害対策会議を設置することを決め、本年1月に「千葉市議会大規模災害対応ハンドブック」を作成しました。

そこで、昨日(3月12日)、災害対応訓練を予定通り行いました。

本会議中に、房総沖を震源とするマグニチュード7.5、震度5の地震が発生した、という想定です。

 

 訓練では、議会事務局の誘導で議場から議会棟前まで避難し、整列して安否確認ののち、災害状況の連絡。
総務局の危機管理監から災害対策本部設置報告を市長にするというご協力をいただきました。
さすがに危機管理監、報告姿はピシーッと決まっています。

 

 市の災害対策本部の設置を受け、議会も災害対策会議を設置。
各会派代表者が参集です。

まずはじめに、被害状況の第一次報告を受けましたがこの報告を正確に受け取る事さえ難しいことがわかりました。

かといって、ペーパーを準備出来る状況ではありません。

議員全員に正確な情報を、非常事態にどう届けるかが、やはり大きな課題であると感じました。

    
 議員の役割としては
・事務局との連絡体制を確立する
・地域において市民の安全確保や応急対応に協力する
・地域の被災状況や被災者の要望について、災害対策会議に情報提供する
そして、災害対策会議は
・議員から寄せられた情報・要望を一元化し、災害対策本部へ提供する
・災害対策本部から災害・被害状況の報告を受け、議員に情報を提供する
ことを確認しました。

 

    
最後に、災害対策本部のメンバーとなっている議会事務局長から災害対策本部の報告を受け、発災時の会議は解散となりました。

       
議長の講評は、
頭の中ではシュミレーションできていても、実際に動いてみないとわからないこともある。今回の訓練は、安全確保と避難路の確認に2分、避難に5分、計7分で避難は完了したとのことでした。

議場に居合わせた、傍聴のみなさん、市長以下局長のみなさんにもご協力をいただきました。
ありがとうございました。

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雪・雪・雪・・・から学んだこと

2014年02月11日 | インポート

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 2月8日から9日にかけて、千葉市には45年ぶりと言われる大雪が降りました。

そして、今日11日は祭日ですが、目覚めたらまたしても積雪。

疲労困憊ですが、どのように過ごされましたか?

 

2月8日(土)

【ノーマルタイヤはNG!】 
 Img_85591東京での研修会に参加する予定でしたが、早々にネット配信に切り替わり、取り急ぎ事務所まで車で行きました。

もちろんタイヤはノーマルです。

この時点では雪はさほど降ってもなかったので、つい軽い気持ちで出ました。

ところが、午後4時頃には車が動かせないほど積もってしまいました。

とてもノーマルで道路に出られるような状況ではありません。

あきらめて駐車場に車を置いて帰宅。

今日は11日ですが、いまだにそのままです。

早めにタイヤを履き換えるか、チェーンを準備しましょう。

 

【雪景色】

Img_85121雪の夜の静けさと明るさに感動しきり。

音も無くシーンと静まり返る雪あかりは、いつまでも眺めていたい光景です。

玄関の扉から、こんな小さく切り取ったいつもの景色が、まるでおとぎの国のようです。

寒さも忘れるほどです。

ずっとこのままだったらいいのに…と思うのですが、世の中そんなに甘いものではないということが、翌日身にしみるのでした。

 

2月9日(日)

【雪かきで培われるコミュニティ力】

 Img_85481覚悟はしていたものの、30㎝はある積雪。

京成千原線も線路が完全に雪に覆われて、珍しく運休しています。

雪かき用のスコップがない我が家は、両隣から借りて、夫と二男が雪かき。

それでも、人が通れる道筋を作るだけで精一杯です。

午後からまちの中を歩き回りましたが、子どもたちを遊ばせながらご近所同士で雪かきをしている光景にいくつも出会いました。

一方では、全く外に出た気配のないお宅もあります。

もしかしたら、高齢者の独り暮らしかもしれない。

そういう場合も、向こう三軒両隣で支え合えるような関係を作っておくことが大切だと感じます。

災害の際には共助が大切と言われますが、共助とは近助によって成り立っているのです。

 

【行事開催の判断の難しさ】 

 この日予定されていたイベントはことごとく中止となりました。

Img_85581ただ一つ、来週に開催を控えたおゆみ野四季の道駅伝大会の実行委員会は行われました。

40人近い実行委員さんが参加されました。

さすがに、救急士のみなさんは総動員で欠席です。朝から救急車のサイレンが鳴りやまなかった一日でしたから。

行事を主催する方々は、延期や中止の判断に心を痛めます。

楽しみにしていた人や準備にかけた手間暇をよく知っているからです。

そして何よりも、その行事によって達成されるものを心得ているから。

一方で、参加者の安全確保も、求められます。

規模の大きな行事であればあるほど、判断のタイミングも難しいと感じます。

 

2月10日(月)

【市役所の状況】

 朝の通勤通学には時間がかかったようです。

Img_85832お昼前に登庁したら、本庁舎前はきれいに整えられていました。

市の職員は、土木事務所を中心に休みなく動き回っていたようです。

業者も、もちろんそうです。

休日中に、フェイスブックで彼らの活動を追いながら各地の状況を見守り、市民のみなさんの反応と照らし合わせていました。

 

【帰宅困難者への対応】 

 SNSでは、帰宅困難への対応が話題になっており、気になっていました。

そこで、危機監理課に確認してみました。

状況は、次のようでした。

  • 8日の夕方、市民の方から問い合わせがあり、市からJRに確認すると、その時点で千葉市内各駅に5000人ほどが溜まっていた。
  • そこで、モノレール沿線と、JR千葉駅から歩いていける公共施設という基準で6か所、それ以外に2か所を避難所として開設した。
  • 各所の収容人数は、市役所本庁舎(400人)、県庁(600人)、京葉銀行文化プラザ(30人)、生涯学習センター(27人)、市民会館(1000人)、中央区役所(52人)、緑区役所(31人)、蘇我勤労市民プラザ(300人)。

とのことでした。

第一報が、鉄道事業者からではなく、その場にいて困り切った市民からだったということから、鉄道事業者と市との連携のあり方を再構築する必要があると考えます。

今後、JRなどの鉄道事業者から積極的な応援要請をもらうことと、その際に対応する手順について、再度確認する必要を感じました。

 

【雪と子ども】 

 Img_85911暮れて帰途です。

おゆみ野駅前の夜道には、雪だるまやかまくらが出現して、出迎えてくれました。

自宅にたどり着くまでに、個性的な雪だるまが次々現れ、心が和みます。

    
大人の口からは、この大雪に愚痴や文句が思わず出るけれど、子どもたちはいっぱい遊べたのだなと、ちょっと嬉しくなりました。

 

2月11日(火)祭日

【初期対応が大切】

 目覚めると、またしても一面の銀世界。

「えー!聞いてないし~!!」

と、朝から戦意喪失の我が家の雪かき要員たちですが、朝食を済ませて早速雪かき再びです。 

Img_860512度目の雪かきは、日曜日にかいた場所はすいすいと進みますが、残したところはシャーベット状になっていて、滑らぬように削ぎ落すのが大変でした。

何でも初期対応が重要だということでしょうか。

それでも今日は、ぐんと幅広にアスファルト面を確保することができました。   
京成千原線も清掃車も元気に通り抜け、一安心です。

 

【授乳中にしてはならない雪かき】

雪かきで汗を流して思い出しました。

そういえば、次男が乳児だった頃、私たち家族は札幌に住んでいました。

冬季は、夫たちは毎朝社宅の庭の雪かきをしてから出勤していましたが、一日に一度ではすみません。

そこで、日中は私たちが雪かきをするのですが、無理をし過ぎると、必ず乳腺炎になって苦しみました。
子育て中は、悲しいかなママにしかできないことがあります。
だから無理をしないで、雪かきと雪遊びはパパや近所のお兄さんに頑張ってもらいましょう。

 

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2013年の大晦日に

2013年12月31日 | インポート

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  いよいよ2013年も終了です。

みなさんは、どのように大晦日の夜をお過ごしでしょうか。 

今年の私は、ものの見方が大きく変わりました。

思想というか考え方に変化はないのですが、目的達成のためのアプローチが変わった、というのが正しい表現でしょうか。

簡単にいえば、部分最適重視から、全体最適への配慮を優先するようになりました。

 

 もちろんケースバイケースですが、少なくとも副議長就任以降、議会運営に関しては、無私で常に全体のことを考え、議会として前進することを考えねばならなくなりました。

社会はすべてそうですが、どんなチームやグループ、あるいは組織化された団体、企業は勿論ですが、公共団体でも、思いを実現するにはその基盤が必要です。

議員という役割も、千葉市議会という基盤があってその役割を果たすことが出来ます。

その基盤を維持するためのさまざまな努力が、「誰かが」していることから、「自分自身がやらねばならないこと」になってしまったのです。

 

 残念ながら、私は焼け火箸を握らないとその熱さがわからない人間だということも、あらためて自覚しました。

当事者意識をもつというのは、難しいことです。

当事者ではないのに、その立場で考え実行するなどということには、まだまだ及ばないことにも気づいた1年でした。

それでも、当事者のことがわかっているように誤解する。

それが今の社会に生きる人の特徴なのだということを、身をもって実感しています。

  

 ところで、年頭に誓ったのは「人は社会的存在として育てられるべき」であり、その基盤としての地域コミュニティを重視し、まちづくりに取り組んでいきたい、ということでした。

そのための試行錯誤はまだ続いています。

 

 子どもたちの伴走もやめない、と誓いました。

私自身が伴走することは思い通りにいきませんでしたが、その代わり、多くの人たちが子どもたちに寄り添ってくれ、安心しています。

 

 さて、社会の風潮は、声の大きいもの力の強いものが、思い通りに世の中を動かしていくのがいい・・・という方向に流れているように感じます。

この1年、身の回りで起きるそういった空気を感じ、一つひとつ丁寧に話あって解決する努力をしてきたつもりです。

しかし、社会的に声を上げる取り組みまでいかなかったと感じています。

 

 1年全体を通してみると、娘の結婚、市長選挙、副議長就任、議会改革の取り組み、さまざまな公務による未知の文化との遭遇など、頭や気持ちの中で処理しきれていないことがたくさんあります。

一方で、新しい関係も育み、新鮮な知識のシャワーも溢れんばかりに浴びましたが、これも吸収しきれずジタバタしています。

課題をたくさん抱え、年を越すところです。

新しい年の覚悟は、明日、あらためて。

 

 多くの方々に心配やご迷惑をおかけし、大きな助けを借りて、何とか1年を過ごすことができました。

どうもありがとうございました。心から感謝申し上げます。

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