福井市議会議員、「鈴木しょうじゅ」のふんとう日記

福井市議「鈴木しょうじゅ」です
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怒りのふんとう日記8月22日

2007-08-22 12:08:06 | Weblog
●8月22日(水)
 近日、新聞に折り込む議会報告の原稿が大方完成しました。西村きみ子議員と僕の議会での発言内容や、市役所の対応など、僕たちが重要だと思ったことを載せてあります。
 国保や介護保険のことから、子育て農業政策に関することまで、取り上げている内容はたくさんありますが、今回、特に注目してほしいのは「保育園の耐震問題」です。
 6月25日に行われた、予算特別委員会で、昨年行われた耐震診断結果耐震診断がD判定・E判定が各4箇所あった。
 地震に対して、大きな被害が予想されるD・E判定の保育所の公開をもとめると、市は「父母を不安がらせる」といって公開しないという態度。きみ子議員が「条例にのっとった情報公開でも公開しないのか?」とたずねると、「公開します」と答弁…。知られたくないことを隠そうとしたが、情報公開条例があるため隠し切れないことになったというのが本音だろうと思う。
 日本共産党市議団としては、保育所に通うお子さんの安全のためにも、D・E判定の保育所を公開することにしました。議会報告にも載りますが、僕のブログでも公開します。

※D判定・E判定の説明から一部抜粋
D判定:※耐震性はかなり劣る。
     柱壁などに大きな被害を生じ床落下など危険性もある。
    ※補強を要する

E判定:※倒壊などの相当な被害が予想される。
    ※補強による対処は困難。

D判定の市内公立保育園
 ●南部保育園(定員60名)
 ●足羽保育園(定員55名)
 ●花堂保育園(定員60名)
 ●勝見保育園(定員30名)

E判定の市内公立保育園
 ●日之出保育園(定員150名)
 ●円山保育園 (定員160名)
 ●松本保育園 (定員70名)
 ●森田栄保育園(定員90名)

 この問題はもう十年近く前から、日本共産党市議団は議会で訴え続け、福井市がこの問題の解決になかなか動き出さなかったことは以前の日記にも紹介しました。しかし、この保育園の耐震問題は、これだけにとどまらないのです。
 早急な建て直や耐震工事などの対策を求める西村きみ子議員に、市の熊野輝範福祉保健部長は「耐震化への対応は民営化の方針に基づき対応する」と答えました。つまり、「耐震工事や建て直しをした保育園を民営化していく」可能性が大いにあるということです。

 …7年も「子どもたちの安全を守る」という仕事を放っておいて、いざそのことが明らかになると隠そうとする。しかも、安全にするための工事や建て直しをした後は、保育園を市の施設として責任を持って運営を進めることを放棄し、民営化してしまうつもりだとは…
 「フザけてんじゃないよっ!」
 と思うのは僕だけだろうか…?

 「子どもたちの安全を『合理化』の道具にはしないでほしい」と以前の参議院候補の2児の父親、山田かずおさんはつぶやく。
 「もっともだ!」と思った。