こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

運営協議会が国保税引き上げ案を承認

2013-02-10 16:30:54 | 議会報告&議員活動

先週は、インフルエンザに感染してしまい、休養してました。

節分の日に少し熱があったのですがすぐに下がり、大丈夫かなと思っていたら、5日の朝にまた発熱し、受診してみたらインフルエンザと診断。その日の夕方から熱が39度近くまで上昇して、しんどい夜を過ごしました。高熱は一晩で収まったのですが、その後も調子が戻らず、昨日くらいまで休んでました。今日からようやく回復した感じです。

私がインフルエンザで休んでいた間に、国保税引き上げの動きがいよいよ具体的になってきました。

2月6日に、国保運営協議会が開かれたのですが、町が年明けに出していた、平均9.2%、総額1500万円の国保税の増税案が、委員全員が賛成で可決・承認されました。

実質3回の会議で決められたのですが、具体的な案が示されたのは1月で、たった2回の具体案の審議で承認されたと言う事になります。

どんな議論がされ、どんな意見が出されたのかは、さだかではありませんが、最近示されたばかりの案を、和束町の4割以上を占める世帯に影響が出る増税について、そんなに簡単に決められるのか、甚だ疑問ですね。

町は「できるだけ住民負担が重くならないように、引き上げ率を平均10%以下に抑えたらしいですが、もともと重い保険税のさらなる引き下げは、大変な負担になります。

所得税もかからないような世帯も一律に増税になりますし、少しでも所得が発生する世帯になり、家族も増えると、大きな増税になってしまいます。

現在でも、払いきれない世帯が多いのに、さらに引き上げれば、さらに滞納が増える危険もあります。

そういう事情もあり、私は12月議会で、少なくとも来年度の引き上げはやめるべきだと質問しました。

町は12月議会までには具体案を示すと9月議会で答弁していましたが、結局示せませんでした。

4月からの引き上げとなれば、3月議会には提案しなくてはいけないものです。
そういうものを、12月議会にさえ示せない中では、4月からの引き上げなんて論外だと追及しました。

しかし町は引き上げを前提にした立場に終始し、年明けになってようやく引き上げ案を出し、たった2回の会議で決めてしまったという事になりました。

こんな乱暴なたやり方は、絶対に許されないと思います。

2月13日に、議員全員協議会が開催されて、そこで内容説明を受ける事になっていますが、厳しくつめたいと思います。

町は、3月7日の、3月定例会初日に引き上げ案を提案する予定らしいですが、それまでに、出来る限りの異議申し立ての声を集めて、最後まであきらめずに、阻止へ力を尽くしたいと思います。

最後は、議員の判断で決まる事なので、議会の姿勢が問われる事になりそうです。

引き上げでねん出しようとしている1500万円は、ここ数年間の黒字と貯金の積み立てによる剰余金のほんの一部を充てれば、十分に対応できるものです。

もちろん、国保財政の問題は深刻なので、それで根本的な解決にはなりませんが、少なくとも来年度の引き上げをやめるくらいは出来ます。

国保財政の困難の根本は、国保税引き上げでは到底解決できないし、ますます問題を深刻にするだけです。

最大の責任は国が国保への財政支援をカットし続けてきた事や、政府の雇用政策や景気対策の失政で、国保に多大な負担を負わせてきたツケです。

それを放置、放免して、住民に負担をかけるだけ・・・それが今回の引き上げです。

簡単にはすまさない決意でがんばりたいと思います。