こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

最後まで「いい加減」・・・広域連合議案が可決

2008-09-14 19:07:57 | 議会報告&議員活動

 11日の本会議で、「相楽東部広域連合」の規約が可決しました。

賛成8(奥田、井上、籠島、畑、竹内、前出、中井、山口の各議員)、反対3(岡本と小西、岡田の各議員)でした。

 11日の朝、本会議開会前に急きょ設定された全員協議会がありました。
以前示された規約案になかった項目が入っていた事に対する説明でしたが、2日前まで副町長などは説明する必要も否定していたのに、さすがにまずいと思ったんでしょうう。でも最終的な確認を連携協議会でしていない状況は変わっていませんでした。

「連携協議会を開いて、最終確認をしてから提案するのが筋だ」と指摘しましたが、「大筋は確認している」などとごまかして、提案は取り下げず。規約というのは、内容の是非はともかく、連合の根拠になる重要な法律みたいなもの。その内容に変更があれば、ちゃんと責任ある会議を開いて確認するのは当たり前です。自分たちのミスのくせに、議会にしりぬぐいをさせるな、とずいぶん指摘しました。しかも、提案する日の朝になって、やっと説明。町長は、自ら申し出て説明の場をもったみたいな事を言われたけど、とんでもない。さっきも書いたように、ほんの2日前でも説明する気ゼロだったじゃないの。議会に議案を出したのは9月4日。その時には変更について何も言わなかったし、こちらから指摘して、やっと説明したのが実際ではないか。要は、何にも考えてなかったのだ。これほど議会を馬鹿にしたやり方はない。

本来なら、こんな状況で、そのまま提案なんかさせないのが議会としてとるべき態度だと思う。せめて最終日まで提案を遅らせることくらいできたはずだ。全員協議会の後、議会運営委員会が開かれたので、それくらいの判断はするのかと思ったら、あっさり提案を認めてしまったから情けない。これだけ議会をないがしろにしているのに、おとがめなしでは、議会の役割放棄もいいところではないか。

町長は、最後まで、住民の声を聞くことを拒否した。

「住民に声を聞いて、住民が嫌だと言ったら、やめる。その方が無責任になる」と何度も何度も言う。町長は説明したら、住民は嫌だと言うと決めつけているが、それは町長自身が住民に理解されない「暴挙」と認めている証拠ではないか。住民に理解してもらうだけのものを持たないから、説明そのものをしないだけ。自分の思いどうりにならないから逃げているだけ。そう思われたくないから、「政治責任」という重々しい言葉を乱発して、いかにも自分は責任ある姿勢だと必要以上に強調しているだけ。自分のしている事が本当に住民のためだと思うのなら、堂々と説明すれば良いし、何を言われてもやればよいのに。

結局、町長は一番楽な方法を選んだ。町長が誰に向って「政治責任」を果たそうとしたのか・・・どうやら国と京都府のようです。

そんな町長をただすどころか、一緒になって支え、後押しした議長と多数の議員。

いい加減なやり方で、教育委員会を統廃合して、結局迷惑するのは子どもたちです。町長は「岡本議員は、子どもにまで説明しろと言われる」と変に強調したが、そんな事は当たり前だ。一番影響を受けるのは子どもたちである以上、子どもたちにもわかるように説明するのが町長の仕事だし、「子どもの権利条約」を批准している日本では常識です。それも出来ないなら、やめるべきなんです。

11日の議会での町長と議会の姿は、とても子どもたちに胸を張れない、「教育上、よくない」、ひどいものでした。

まだ笠置、南山城の結果がわからないので、決定ではありませんが、たとえ広域連合ができ、教育委員会が統廃合されても、子どもたちの未来を傷つけないために、がんばらなければと思っています。