Ordinary days...

就職して二年目。天から突然降ってきたのは再生不良性貧血という名の難病。病気なんかに負けないぞ!

AA、MDSの治療プロトコル

2013年07月01日 00時03分29秒 | Weblog
再生不良性貧血の診断はとても難しいんですね

もちろん汎血球減少だけでは診断できず

マルクで骨髄の中を見ただけでも判断が難しい。

AAには染色体異常を起こしているケースもあり

染色体検査をしても、MDSとAAを区別するのが難しいケースもあるんです

そこで一部では中央診断をして判断しているわけなんです

な、な、なんと

そんな現状が変わるかも知れません!

現在、取り組んでいらっしゃる先生にお話を聞いたところ

染色体よりももっと詳しい、遺伝子検査によって

AA患者にはなく、MDS患者にはある特定のたんぱくを発見したそうで

臨床への応用に向けて取り組んでいらっしゃるとのことです!

これが可能になれば、MDSなのにAAと診断されることもなければ

逆もありません。

実はATGが無効なタイプのMDSにも関わらず

AAと診断されてATGを実施。

その後、AML(急性骨髄性白血病)へ移行するケースもあるとか。

MDSの場合一刻も早く造血幹細胞移植をすることが重要で

その正しい選択が早急にできるようになるかもしれません

ちなみに僕の場合、ATG後のもっぱらの不安は移行です。

いつMDSへ移行するかわからないという不安を抱えています。

もしもそうなった場合、染色体異常がでるよりももっと先に

遺伝子に異常があった時点で、移植を決めることができるのです。

生存率も向上する可能性があるため、期待をもっています

現時点ではまだはっきりしていませんが、遺伝子検査は骨髄ではなく

末梢血でも同じ結果が得られる可能性が高いようで

マルクをするよりも気軽に診断することが可能になるかもしれません

まだあくまで可能性の話ですが、患者としてはうれしい限りです。

興味のある方はご連絡ください。