かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

琺瑯看板の旅/2011~自転車編

2011-11-07 | まちかどの20世紀遺産

今年は近代建築の現存確認と写真のリニューアルを目的に、数年前に訪れた町を再訪しました。
あらためて町を歩いてみると、新たな琺瑯看板の発見もいくつかあり、まずは2011年に採集した自転車関係の琺瑯看板を集めてみました。


もちろん社名はナショナル(現在はパナレーサー)です
自転車業界を輪界と言うとは知りませんでした(岐阜県白川村 2011/03/13)




「SS」といっても親衛隊ではありません(今や知ってる人が珍しい?)岐阜県恵那市岩村町 2011/09/18




山口自転車というのは余り聞きませんが、1914年創業の自転車・バイクの製造会社だそうです
1963年に倒産しているので今や幻のホーロー看板といえます
一文字の分割方式でレイアウトは自由自在、「転」が旧字体なのは泣かせます
(岐阜県恵那市明智町 2011/09/18)



1899年創業の老舗の自転車メーカーで正式には日米富士自転車といいます
現在日本には会社が無くアメリカの企業がフジブランドの名で販売を引き継いでいます
私もフジ自転車に乗っていたことがあり、自転車のハンドルの下に全く上の写真と同じフジヤマのエンブレムが付いていました(愛知県豊橋市 2011/10/09)


こちらも一文字分割レイアウト自由形です
ツバメ自転車は新家工業という鋼管製造の会社の自転車部門のブランド名
創業は大正8年(1919)の老舗で、現在はラレーのブランド名でも販売しています
(岐阜県岐阜市 2010/09/26)