伊東良徳の超乱読読書日記

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自分の体で実験したい

2007-04-24 19:22:26 | 自然科学・工学系
 科学の発展の過程で未知のことがらについて自分の体で人体実験をした科学者10人の話。
 人間についても動物と同じかどうかわからなかったり、動物は感じたことを教えてくれないし実験に積極的でもないから、人体実験が必要になったときに、他人にやらせるわけにはいかないとか、やっぱり自分で知りたいからと自分の体を使ってしまう。崇高とも、切なく悲しいとも見える科学者の性。10人の人選は科学史的な価値というよりもディテールを示す資料の有無にかかっているので、必ずしもバランスはよくない感じですし、読み物としてみるとそれでももう少し人間の機微を示すエピソード・ディテールが欲しいところ。それにしても致死性の謎の病気の解明のために自ら感染して死んでいった医者たちの話は悲しすぎる。


原題:Guinea Pig Scientists : Bold Self-Experimenters in Science and Medicine
レスリー・デンディ、メル・ボーリング 訳:梶山あゆみ
紀伊國屋書店 2007年2月17日発行 (原書は2005年)
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自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝/レスリー・デンディ、メル・ボーリング (仮想本棚&電脳日記)
自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝/レスリー・デンディ、メル・ボーリング 原題は「モルモット科学者」となっていて、科学者が自分の体を使って実験することを意味します。 いろいろな分野の「モルモット科学者」の物語が10章にわたって紹介されています。