伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

水彩画 これ一冊でぼかしとにじみがわかる

2006-10-28 17:13:09 | 趣味の本・暇つぶし本
 水彩画でのぼかしとにじみのテクニックの解説書。
 ぼかしは水を塗った上に絵の具を塗る、薄い絵の具から濃い絵の具へと順番に置いていく、にじみは濃い絵の具を塗ってから水か薄い絵の具を置く。真ん中が濃くてまわりが薄いのがぼかし、真ん中が薄くて縁が濃いのがにじみ。
 筆者も、にじみについては「好み」でと断っていますが、どうもにじみが入っているところは(雲の一部として横長に入れたの以外は)私は何か失敗のように感じます。全部ぼかしで仕上げた方がよさそう。
 ぼかしの切れというかコントラストのあるぼかしはどうやるのかと思っていたら、ドライヤーで乾かしちゃうんですね。なるほどと思いました。


青木美和 日貿出版社 2006年9月25日発行
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スケッチ入門コツのコツ

2006-10-28 17:10:16 | 趣味の本・暇つぶし本
 水彩の静物画と風景画のビジュアル入門書。
 絵を見ているとこういう本読みたくなるんですね。
 描き方はあまり詳しく説明されていないんですが、水の動きとガラスの質感が上手ですね、この人。プロに向かってこういうのナンですが・・・


大場再生 NHK出版 2001年10月15日発行
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サルヴァドール・ダリ

2006-10-28 16:41:34 | 人文・社会科学系
 ダリの解説付き画集。
 ルーベンスのを見て、タッシェン・ジャパンの画集って値段も手頃でコンパクトでいいなと思ってダリを買ってきました。置いている書店少ないですけどね。

 ヒトラーを礼賛するかのような言動を含めた政治センスのなさ、強烈な金持ち志向など、人間としてのダリには、私は好感を持てませんが、絵画のセンスと技術には学生の頃からあこがれを感じていました。
 解説で度々引用されるダリ自身の言葉は、改めてダリの強烈な自負・うぬぼれ、周囲への過剰なまでの挑発を否応なく感じさせます(自分の周囲にこういう人がいたらしんどいでしょうね)し、作品の解説もダリの性欲や性的嗜好に結びつけすぎる嫌いがありますが、久しぶりにダリの作品をじっくりと見られたことに満足しました。改めてまとめて見ると、ダリの作品のキーワードはむしろ、浮遊感・立体感かなとも思いました。


原題:DALI
ジル・ネレ タッシェン・ジャパン 
2004年発行(それ以上に詳しい発行日記載なし)
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