八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

すゞきエンジニアリング (岐阜七宗町)

2010-09-21 04:35:38 | ゲージツ

 

本日は!

鈴木俊輔 という人の話。

 

2002年頃、

 

ドキュメンタリー番組で、

鈴木俊輔 という人を知った。

 

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『鉄くずキラリ』 という

番組タイトルだったと思う。

 

鈴木俊輔 という人の 作品 に

強く、強く、感動した。

 

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近代から、

打ち捨てられた  へ・・・・

 

近代から、

打ち捨てられた  へ・・・・

 

注がれる愛情とペーソス。

 

センチメンタルな余韻。

 

街頭でハーモニカを吹く

鈴木俊輔 の哀愁。

 

 

あまりに感動したので、

 

当時、

建築を教えていた学校で、

 

学生が取り組んでいた

美術館課題に悪ノリをして、

 

私もひとりの学生になりきり、 

鈴木俊輔美術館 なるものを設計した。

 

 

打ち捨てられた

外洋コンテナボックスに、

 

打ち捨てられた

物(者) たちの 表情 をくり抜いて・・・・ 

 

Acg08_2

 

03

 

古い近代的? なフレームに挿入して

出来上がる単純な構成。

 

各ボックスに

鈴木俊輔作品 が収められて、

 

ボックス別に、

何処へでも移動可能の

美術館なのである。

 

Cg08_3

 

近代 から

打ち捨てられた 物(者) と、

 

物(者) を

打ち捨てた 近代 とが、

  

繊細に軋み合う 悲しいノイズ・・・・ 

 

Photo

 

 

この設計以後、

 

打ち捨てられた

物(者) たちの 表情 は、

私の作品でシリーズ化されるのだが・・・・

 

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                        (那覇 K計画)

 

未だに、

どれも、日の目を見ない。

 

・・・・

 

 

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ところで、 

鈴木俊輔 という人。

 

この頃、

バラエティー番組に取り上げられて、

 

「岐阜のエジソン」 とか、

「ロボットおじさん」 とか、と呼ばれて

お笑い の対象となっているが・・・・

 

バラエティー番組は、

鈴木俊輔 という人の

奥の奥にある やさしい眼差し について

 

けっして、

触れようとしない

 

あるいは、

まったく気づいていない。

 

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鈴木俊輔 という人、

 

いつの日か、

 

作家として、

『日曜美術館』 に登場する日を

 

心待ちにしている。 

 

 

  


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