Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

オリンピックおたく。

2006-02-15 00:06:53 | ニッポン生活編

実は私は知る人ぞ知るオリンピックおたく。オリンピックが始まると、いてもたってもいられなくなる。しかも、「ライブで」見ないと気がすまない。だから寝不足は覚悟のうえ。
運よく、去年のアテネのときは実家でぷらぷらしていたのですべての競技をライブで見ることができた。体操や水泳の金メダルもすべてライブ。午前5時に雄たけびをあげたので、さぞや近所迷惑だったに違いない・・・。
前回の冬季オリンピック(ソルトレイク)のときはアメリカだった。
ただ、アメリカはあくまで「自分たちの国が金メダルを取れる競技だけ」中継するので本当にフラストレーションがたまったものだ。
また、どうでもいいことをいつまでもしつこく“議論”したがるのにも閉口した。これはどの国も同じかもしれないが。
スピードスケートで1位でゴールした韓国の選手がアメリカの選手の進路を妨害したといってアメリカ側がクレームをつけ、韓国選手の金メダルが剥奪されたときにはもう大騒ぎだった。
韓国側が「ハリウッドなみの(アメリカ選手の)演技」と罵倒したことにアメリカは正義を振りかざす報道に終始した。カナダのアイススケート・ペア選手がロシアに敗れたあとは、その採点をめぐって「カナダの選手が金メダルをとるべきだった!」とインターネットサイトが大賑わいになった。
所詮、オリンピックは国と国とのプライドのぶつかりあい以外の何ものでもないのかもしれない。

Pちゃんに興奮して「毎晩オリンピック見てるんだよ~」というと、
「マイゴッ~ド(←あきれたときに言う)。ボクなんかどこでやってるかも知らない」
「イタリアでんがな。トリノ」
「へ?イタリアって雪あんの?」
まったく、ヨーロッパの人とは思えない発言。この人は興味以外のことには驚くほど無知で驚く。

毎回、オリンピックにはさまざまなことを考えさせられる。
今回実感したのは「芯のぶれないアスリートであること」の大切さと、“世界レベル”と“世界一”の大きな違い。
アメリカ不在のワールドカップで優勝したからと有頂天になって全滅したスノーボード選手の油断、本来の“攻め”を忘れて技にすべてをかけ、メダルをのがした女子モーグル・・など、心のちょっとしたスキや軸のぶれがいかに勝負に影響するかを思い知らされ胸が痛くなった。
同時に、いつものことだがマスコミのバカ「メダル」騒ぎと甘ヨミ。メダルがだめだとなると今度は「お涙頂戴」作戦。
もっと冷静に、大人の見守り方をできないものか・・・。
こういうことをすべてのりこえてメダルをとる、選手の強靭さよ!

今夜も眠れね~~!
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋田屋! | TOP | 「有頂天ホテル」 »
最新の画像もっと見る

post a comment