Life in America ~JAPAN編

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言葉と会話。

2010-06-04 00:39:53 | アメリカ生活雑感
3連休を親たちとめっこり一緒に過ごしたので、Pちゃんも私も少々グロッキー気味。
火曜日の朝は、なかなか起き上がれなかった。


多分お疲れはあちらも同じだろう。何しろ若者のペースで引き回された3日間だったし、NOともいえず気を遣っていたに違いない。
でもって、火・水曜日はお互いまったくの別行動。
3人衆は火曜日、少々風邪気味のママを気遣ってこのあたりの町でのんびりと好きに過ごし、水曜日は電車でシカゴに行って美術館鑑賞を楽しんできたらしい。
これでちょっとはリカバリーしてもらえたかな。


★ ★

この3人衆、とっても陽気で楽しいので私は一緒にいても何も気を遣うことなく本当に楽。(むしろPちゃんの方がなんやかやと気を遣ってぐったりしている)
ただひとつの問題は、言葉だ。
3ヶ国語が入り乱れる会話の中に浸っていると、どうしても脳が疲れてしまう。

ドイツ語とスペイン語しかしゃべれないママ。
ドイツ語と片言のスペイン語しかしゃべれないパパ。
ドイツ語、スペイン語と、片言の英語しかしゃべれないマニュエル。
となると「公用語」は当然スペイン語になる。

しかし今回は、4年前にスペインでお正月を過ごしたあの頃と比べるとはるかに楽になった。
2年間一応スペイン語をこつこつと習っている成果か、文の構成や質問形式(why, where, what, who, how many, howなど)や動詞や名詞のボキャブラリーも増えて、みんなが何を話しているかがだいたいわかるようになったのだ。
4年前はPちゃんが間に入って、スペイン語・ドイツ語→英語にいちいち翻訳してくれなければお手上げだったけれど、今は文法はあやしいものの一応コミュニケーションができ、談笑できる。
“冗談で笑いをとる”ことができるようになると、本当に楽。
やっぱり言葉は生きている。普段使ってなんぼやなぁ、とつくづく感じる。

また、今回はマニュエルが英語の勉強がてらもっぱら私の会話相手をつとめてくれている。
何かにつけて私の「コモセディセ・・・・?(スペイン語で○○はなんていうの?)」という質問に答えてくれたり、私のスペイン語を訂正してくれたりしてくれるので生きた会話の勉強にもなる。
そして何より力強い武器が、去年ネットで購入した、カシオの必殺「英語・スペイン語電子辞書」だ。
外出のときは必ず持ち歩き、筆談ならぬ“辞書談”でわからない単語はその場ですぐさま対応。わからないままもやもやすることがないので超便利だ。
マニュエルはこの辞書をえらく気に入った様子で、「スペインに帰ったら絶対買うもんね~」と意気込んでいる。


こうやって毎日必要に迫られてスペイン語をしゃべっていると、2週間で驚くほどボキャブラリーが増えた。
初めてひとりでアメリカ生活を始めたあの頃を思い出す。
「言葉は勉強するものではなく、身につけて内から発するもの」
スペイン語圏の国に、1ヶ月くらい行ってみたくなった。
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2 Comments

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3カ国語 (テリ)
2010-06-07 12:48:09
2月に韓国に出張に行った際、帰りの車の中がこういう状態でした。

私:日本語+英語
同行者:日本語+韓国語
ドライバー:韓国語+英語

要は「巴」になっていて、3人が同時に理解できる言葉がない状態だったのです。ドライバーは結構疲れてました。(同じことを2回言わなきゃいけないので)
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やっぱり英語 (shoko)
2010-06-08 04:14:14
今回つくづく、3人のうち誰かがちゃんと英語をしゃべれたら本当に楽だったのになぁと感じました。
ドイツ語や韓国語や日本語は共通言語にするにはあまりにも理解不能ですが、英語だと一応みんな察しがつくし。やっぱり国際語になりやすい言語なんでしょうね。



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