Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

Hyde Park Jazz Festival (ハイドパーク・ジャズ・フェスティバル)

2012-10-03 13:43:48 | music/festival
シカゴ南部、ハイドパーク地区にあるシカゴ大学構内で行われるフリージャズイベント、
ハイドパーク・ジャズ・フェスティバルに、去年に続いて行ってきた。
今年で6回目を数えるこのフェスティバルは、2日間で17時間の演奏時間、参加ミュージシャン170人以上、2万5千人以上のファンでにぎわうビッグイベント。
年々評判が広がり、出演者の数もイベント会場も増えているそうだ。

去年の反省もふまえ、今年は事前にプログラムを入念にチェックし、早め早めに移動する計画を立てて夕方早めに出陣。
今年一番のお目当ては、歴史的建造物であるフランクロイド・ライト設計の「ロビーハウス(ロビー邸)」で行われるパフォーマンスだ。
なにしろ中に入れる客数が限られているため、多少並んで待つことを覚悟しなければならない。

 
ロビーハウス(1908年竣工)はロイドが確立したプレーリースタイルの最高傑作であると共に、現代建築を象徴する建物。
建物全体に伸びる水平面、ドラマチックに広がる軒、帯状に連なるアートガラス窓が特徴的。
ライトが生涯で最も愛した建物と言われている。

 やっぱりここで1時間近く並び・・・

やっと2回目、6時からのパフォーマンスに入ることができた。
しかも最前列!

 


のっけからとんでもないものを見てしまった!
Zach Brock Trio
ZACH BROCK(violin), MATT ULERY(bass),JON DEITEMYER(drums)

何たるオリジナリティー。何たるエネルギー。何たるグルーブ。
途中でアンプのハウリングが止まらなくなったときも、あわてずそのハウリングを音楽の一部にしてしまう
Zachの遊び心と冷静さに、また場内感動。
初めは建物目的でやってきたこのライブ、終わるころにはそんなことはすでにどうでもよくなっていた。
この人たちを見られただけで、今日はすでに満足感でいっぱい。

続いて、今度は公園内の屋外ステージで、cool jazzを堪能。


   
Jarrard Harris Quintet
Jarrard Harris (Sax), Chuck Webb (bass), Kobie Watkins (ds),Justin Thomas (vibes)


明日は中秋の名月。満月をバックに聴くJazzの、なんと美しいこと。
気温も下がらず、外でもすごしやすい気持ちの良い夜だった。


9~10pm
シカゴ大学のロックフェラー・チャペルへ。





Paulinho Garcia & Grazyna Auguscickによる、ボサノバ。
ギターの音色が荘厳なチャペル内に響き渡り、その美しさと切なさに思わず涙が出てしまう。


11時からの最終パフォーマンスは遅くなるのでパスして、今日はおとなしくここで撤収。
バイオリンのエネルギッシュな若いトリオ、スタンダード・ジャズ、そしてチャペルでのボサノバ。
三者三様にカラーの違うJazzを堪能することができ、大満足だった。
超満員で入れなかった会場もあったけど、それは結果としてはかえってよかったかな。
これだけの満足を無料(もちろんドネーションはあり)で開催してくれる、そういうところはさすがアメリカ。
来年も絶対来なければ!





Pちゃん、Fumiさんと
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする