Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

スーパーボール・サンデー

2011-02-09 11:35:41 | アメリカ生活雑感
この時期、日本ではフギュアスケートとサッカーアジアカップを見ていない人はいないというほど盛り上がっていたけれど、
アメリカはやっぱりこれ。
先週の日曜日はアメフトの全米位置を決める「スーパーボール」が開催された。
アメフトに興味があろうがなかろうが、とにかく国民はみなビールとピザをしこたま買ってテレビ観戦をすると相場が決まっている。
カリフォルニアにいたころは、スーパーボールサンデーの頃は汗ばむくらいの陽気なので
人々は近所のパーキングに集まって朝から場所をとり、ゲームそっちのけで昼間っから大BBQ大会をしていたものだ。
街を歩くと、あちこちからBBQの煙がもうもうと立ち上がり、変な叫び声をあげる人たちであふれかえっていた。

けれどもちろん、ここでは屋外はとうてい無理。
たいがい家にこもっての大パーティーとなる。

別段アメフトのファンでもない私たち、どう過ごす予定もなかったところ、テリーたちから「友達のところでパーティーがあるから一緒に行きましょ」とお誘いを受けたので、何とな~く参加してみることにした。
このお友達というのはビルの“ハーレー仲間”のスコットとデヴィー夫妻。
夏ともなるとツーリングを楽しむというふたりの長年のソウルフレンドだ。
ここから車で30分くらい西に行ったオスウェゴという町にある彼らの家までテリーたちの車で一緒に向かった。
一面真っ白な大平原の中にポツンポツンと家が建っているという、日本でいうとまさに田舎の別荘地のような風情。
土地が余っているこの辺りではこういう光景は当たり前なのだけれど、
日本から帰ってきてこういう風景をみると、なんか違う世界に来た感じだ。

今日の会場は、家の横にある巨大なガレージ。
この中にはヒーティングも完備されているうえ、バーカウンターや本格的なDJブース、ディスコライトまでしつらえてある凝りよう。
そこにスコットの愛車、1971年製のクラシックカーやハーレーが鎮座ましましている。
巨大スクリーンに試合が映し出される中、各々が持ち寄った食べ物や飲み物を飲んで食って、一緒にゲームを楽しむのだ。

そうはいってもまともに試合を見ている人は、10人のうち2人くらいなもので、
しかもその人たちは、地元のシカゴ・ベアーズのライバルで先週最終戦で負けた憎き相手、グリーンベイ・パッカーズさえ負ければよいというスタンス。
まぁ、私たちもゲームよりも“食べに行った”ようなもの。
ちなみにこの日私が持って行ったのは、野菜と肉とエビがたっぷり入った焼きそば。
これこそ日本のお祭りフードだ。
これがみんなに大うけ。やっぱりアメリカ人はこういうソース味がお好きなようだ。



クリスチーナ・アギレラが国歌斉唱中。歌詞を間違ったことなんて誰~も気づかずスルー。


試合は9時過ぎにやっと終了、思いのほか盛り上がり、パッカーズが終盤激しく追い上げられるも逃げ切りチャンピォンに。
そのあとはなぜだか大ディスコ大会へとなだれこんだのであった・・・・
なんだか、もろアメリカンな日だった。
疲れた。

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