詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

五輪延期決定のうさんくささ

2020-03-27 09:31:38 | 自民党憲法改正草案を読む
五輪延期決定のうさんくささ
       自民党憲法改正草案を読む/番外326(情報の読み方)

 2020年03月27日の読売新聞(西部版・14版)の1面。新型コロナウィルス関係の記事がトップ。その見出し。

政府対策本部を設置/方針案 外出自粛21日程度

 前文には「外出自粛」を「緊急事態宣言の際、外出自粛などの期間を21日程度とする見通しだ」とある。見出しには「緊急事態宣言」ということばがない。見出しに補えば、

政府対策本部を設置/緊急事態宣言を検討/外出自粛は21日程度

 ということになる。「方針案」のなかに「緊急事態宣言」が隠されている。安倍の「隠蔽工作」に沿った見出しだと言える。(安倍は、早く「非常事態宣言」を出して、「ぼくちゃんが首相、いちばん偉いんだ」と言いたくてうずうずしている。)
 ここからこのニュースを考えていく。つまり、何が隠されているか。そうすると見えてくるのが「21日」という数字である。21日の根拠については、記事にはこう書いてある。

新型コロナウィルスの潜伏期間(1~14日)を踏まえた健康観察期間(14日)と、感染から報告までの平均器官(7日)に基づいている。

 つまり14日+7日=21日、これだけみておけば感染拡大の「効果」がある、ということだろう。
 しかし、ほんとうか。
 まだ「21日」で「終息」したと言える国(都市)はないのではないのか。韓国は爆発的な拡大を何とかおさえきったという印象があるが、まだまだわからない。中国も新たな感染者は外国からの渡航者だけということだが、実態は、不透明な感じがする。「21日」をはるかに上回る都市閉鎖をした武漢そのものが完全に安全地帯になったとはいえない。
 「21日」は単なる「机上の希望」である。

 ここから、わたしはまた別のことを「妄想」する。これが、私がきょう書きたいこと。

 東京五輪の開催をどうするか。延期が発表される寸前のニュースでは「4週間かけて結論を出す」ということだったが、実際は「2日後」に安倍とIOC会長が電話会談し「延期」という「決定」が出た。
 4週間は28日、21日は、この4週間のなかにおさまってしまう。ここに、何かの「秘密(隠し事)」があると私は考えるのである。
 一面には「政府方針」とは別に、小池の方針が載っている。

首都県知事 外出自粛を要請

 この「自粛期間」はあいまいだが、もしそれを引き継いで安倍が「緊急事態宣言」をしたら「21日の外出自粛」になる。そして、その「緊急事態宣言」があすだと仮定してみる。さらに「21日後」を思い描いてみる。新型コロナウィルスがほんとうにおさまっているか。そんなはずはないだろう。外国の例を見ていると、どうしてもそう思ってしまう。
 そこで、である。
 もし、「いま」爆発的感染拡大が明るみに出て、それから「21日間外出自粛」をして、そのとき新型コロナウィルスがおさまる気配がみえなかったとしたら、つまり「五輪開催に関する決定の締め切り(4週間)」のとき日本が新型コロナで対応に追われっぱなしの状態だったらどうなるか。
 そんな様子を見れば「五輪延期(延期は1年)」というような「のんびり」した結論は出せないだろう。安倍は、そう考えて「先手」を打ったのだ。(きっと、今井かだれかの入れ知恵だと思うが。)
 この「背景」には4週間後には日本のコロナウィルス感染は急拡大しているという「予測」があったのだろう。それは大阪府知事が「3連休、大阪と兵庫の行き来自粛」を打ち出したことでも明らかである。国民には知らされていない「予測」が政府や都道府県の行政のトップには知らされている。それを見る限りでは「4週間」待っていたら、とても「五輪延期」という結論にはなりようがないとわかったから、大急ぎで安倍がIOCと交渉したのだ。なんとしても安倍が首相の間に五輪を開催するためには、そう働きかけるしかなかったのだ。
 ことしの夏に開けば混乱する(選手が感染する恐れがある)、ということを心配しての判断ではない。あくまで、安倍が五輪開催時に首相でいたいという欲望のためなのだ。
 17面には、渡辺守成IOC委員の「バッハ会長 瀬戸際の決断」というインタビュー記事が載っている。バッハ自身が語っているのではなく、バッハの心情を渡辺が推測するという「えっ、何これ? 完全な創作じゃないか」と笑いだしてしまう内容のものなのだが、こんなうさんくさい記事しかかけないのは、やっぱり「隠し事」があるからだろう。
 安倍が4週間待っていられない理由があり、バッハが安倍の提案を受け入れた際の「隠し事」がきっとあるのだ。このときの「隠し事」とは、もちろんわいろである。私の書いていることは、もちろん「妄想」であり、「裏付ける証拠」は何一つない。
 だが、どうしても、私はそう考えてしまう。金さえばらまけば、他人は納得する(受け入れる)という人間観は、肉や魚の購入券(?)をばらまくことで、国民の批判をかわそうとしているいまの政治のあり方にもあらわれている。
 それにしても、バッハもバッハである。世界中で感染が拡大しているときに、たかが「4週間」も待つことができない(思考し続けることができない)とはどういうことだろうか。バッハ自身が「金まみれ」で、支払われる金によって「判断」を決めるということか。オリンピックが「金まみれ」であることが、こういうことからもわかる。(もちろん、これも妄想です。証拠はありません。)

 そして、おそろしいことに。
 「五輪延期」が決まったいま、安倍は今度は「五輪を成功させるために、新型コロナウィルスを制圧する必要がある。そのためには、緊急事態宣言をして、国民を家のなかに閉じこめる必要がある」と言い出すのだ。
 五輪を掲げて、非常事態宣言をする。五輪を利用して非常事態宣言をする。「ぼくちゃん首相、ぼくちゃんがいちばん偉い」をいうために、五輪を利用する。
 五輪延期は、安倍にとっては「一石二鳥」なのである。安倍の欲望を完全にかなえるのである。新型コロナが拡大しなかったら、五輪は開催できたかもしれないが、非常事態宣言は発動できない。でも、いまなら、非常事態宣言を発動し、そのあと五輪も開催できる。安倍は、そう考えているのだ。(安倍の側近の今井も、きっと。ふたりして、「わくちゃんたち、頭がいい」と自画自賛しているに違いない。)
 こんな安倍の都合、安倍の欲望のための五輪は、その「結末」が見えている。何も成功しない。だいたい「来年の夏までに」東京五輪が開けるという、「健康上の保障」は何一つない。ワクチンが開発されたとさえ聞かない。有効薬にしてもいくつかが「効果がある」と推定されているだけで明確にはなっていない。いま代表に決定している選手が感染し、出場できなくなるということもありうる。「いつ」ということも決まっていないのに、それにむけて準備をしていくというのはあまりにも愚かなことである。
 「延期」のはずが間に合わす、「再延期」にするのか、「中止」にするのか、また大もめが起きる。安倍の「ぼくちゃん偉い」にひっぱり回されるのは日本人だけではなく、世界中にその被害が広がる。

 「1年延期」は、新型コロナウィルスは「1年以内に終息する」という何の根拠もない「予測」を世界にまきちらす。そしてそれはクルーズ船の初動ミスが「新型コロナウィルスはそんなに怖くない。衝動を間違えても、感染者は急増するわけでもないし、死者も限定されている」という誤った認識を世界にまきちらした。それが、世界中で新型コロナウィルスの拡大を引き起こした。
 そのことを、もう一度思い起こすべきだ。このままでは「ぼくちゃん偉い、ぼくちゃん悪くない」の安倍に引きずり回されて、日本も世界も滅んでしまう。









#安倍を許さない #憲法改正 #天皇退位 
 


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