墨象家 | 書家 | 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

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書家・かな659/山部赤人

2018年06月14日 19時38分19秒 | かな

<釈文> たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ

百人一首 第4番                          = 山部赤人 =

<意味> 田子の浦に出て眺めやると、真っ白い富士の高峰にいまもしきりに雪が降り続いている

ことだ。

という意味です。

<観賞> 都の奈良から、遠く静岡まで旅をしてきた赤人は、見晴らしのよい田子の浦に出てみま

した。すると、真っ白い雪を降らせた富士山が、それはそれは美しく見えたのでしょう。その景色

の美しさに感動した赤人が思わず詠んだ和歌なのではないでしょうか。この和歌は、『万葉集』で

は「田子の浦ゆ うちいでてみれば 真白にぞ ふじの高嶺に雪は降りける」とあります。『万葉

集』の方が力強くはっきりした感じですね。赤人は「すっごく真白だぞ。」と詠んだのかも知れま

せんが、百人一首の時代には、「白妙の」と優美な感じが好まれて、変化したのでしょう。

<作者> 山部赤人は、第2番の歌人である持統天皇(じとうてんのう)・第3番の歌人である柿

本人麻呂(かきのもとのひとまろ)と同じくらいの時代に生きた官僚です。人麻呂と同じように和

歌を詠む才能を愛され、天皇や皇族たちと旅行に出掛けることも多くありました。人麻呂と並んで

「山柿(さんし)」とよばれ歌聖として尊敬されています。






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