墨象家 | 書家 | 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

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書家・かな677/小式部内侍

2018年08月10日 19時48分59秒 | かな

<釈文> おおえやま いくののみちの とおければ まだふみもみず あまのはしだて

百人一首 第60番                       = 小式部内侍 =

<意味> 大江山(現在の京都府京都市と亀岡市の間にある山)を越えて幾野(現在の京都府亀岡

市)への道はとても遠いので、天橋立(現在の京都府宮津市)へは行ったこともありませんし、母

からの手紙も見ておりませんよ。

という意味です。

<観賞> 歌合(うたあわせ)に参加することになった小式部内侍に、第64番の歌人である藤原定

頼(ふじわらのさだより)が、「お母さんに歌の代作を頼みましたか?そのお返事は来ましたか?」

とからかったのに返した和歌です。当時、和泉式部は、夫の仕事について天橋立のある丹後国(現在

の京都府北部)にいました。小式部内侍の和歌は、和泉式部が代作をしている、という噂があったた

め、定頼はこんな風にからかったのです。しかし、小式部内侍は、見事に詠み返し、定頼はあっけに

とられて、咄嗟に和歌を返せず、すごすごと引き下がったのだそうです。

<作者> 小式部内侍は、いまから1000年ほど前の宮廷女官です。父は橘道貞(たちばなのみちさだ

)、母は第56番の歌人である和泉式部(いずみしきぶ)です。一条天皇中宮(いちじょうてんのうち

ゅうぐう)の藤原彰子(ふじわらのしょうし)に仕えました。母と区別するため、小式部と呼ばれてい

ました。






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