墨象家 | 書家 | 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの作品を日頃の日記とともに載せています。

書家・かな688/参議篁

2018年09月11日 19時44分14秒 | かな

<釈文> わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね

百人一首 第11番                          = 参議篁 =

<意味> はるかにひろびろとした大海原に、ぽつんぽつんと無数に浮かぶ島を目指して、漕ぎ出

して行ったのだと、どうか都にいる愛しいあの人につたえてください、釣り船に乗った漁師さん。

という意味です。

<鑑賞> 天皇の怒りを買い、貴族の称号も役職もすべて取り上げられ、愛する人ととも引き離さ

れて、遠い島へ行かなければならなかった篁の孤独な気持ちが、ひしひしと伝わってきませんか?

後に赦されて都へ還り、愛する人にも再会できたのだと思いますが、この和歌を詠んだときの篁は、

そんな自分の未来を知りません。ただひたすら、不安と寂しさをかかえながらの旅立ちだったでし

ょう。漁師という都へ伝える術の無さそうな相手に呼びかけていることが余計に、篁がひとりぽっ

ちであることを際立たせているように思います。

<作者> 参議篁は、本名を小野篁(おののたかむら)といいます。いまから1200年ほど前の官

僚で、学才に優れ、和歌を詠むのも上手でした。参議は職名で、貴族のなかではまあまあの地位で

した。その才能と人柄を買われ、天皇の替わりに中国の皇帝へご挨拶をする使者である遣唐使(け

んとうし)の二番目に偉い副使(ふくし)に選ばれたのですが、大使(たいし)である藤原常嗣(

ふじわらのつねつぐ)が、篁の乗る船と、自分の壊れた船を取り替えたことに不満を持ち、仮病を

使って中国へ渡るのを止めてしまいました。天皇の命令に叛いたとして、現在の島根県隠岐の島へ

流罪になりました。篁37歳のときのことです。後に赦され、51歳で亡くなるまで天皇にお仕えし

ました。






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伊豆新聞掲載=ウミガメ 孵化率に明暗

2018年09月11日 19時33分57秒 | 新聞

<記事の内容抜粋>

田牛、95%で最高

県の希少野生動植物に指定されているアカウミガメの保護、調査活動を行う下田海中水族館は7日、

下田市の田牛海岸と多々戸浜海岸で卵の孵化率を調査した。田牛は95.4%(108個中103個)で、

1991年の調査開始以来過去最高、多々戸浜は32.6%(135個中32個)でこちらは過去最低だった。

同水族館の営業課長浅川弘さんは「今回の知見を今後の保護活動に生かしたい」と話し「来年も産

卵があると思うので、砂浜に足跡などを発見したらすぐ連絡してほしい」と呼びかけた。






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世界の名画/アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ(1)

2018年09月11日 19時13分31秒 | 世界の名画

フォール・ギョームの肖像

●1916年。カンヴァス・油彩。縦81X横54センチ。ミラノ市立現代美術館蔵。


モディリアーニの肖像画は社交界の名士や貴顕貴族に抱えられた、いわゆる肖像画家のそれではない。

第一、写真と競合するような写実は、彼の目指すところではなかった。例えば、画商ポール・ギョー

ムの肖像。彼の絵は油彩4点、下絵2点ほどが知られているがそれらはいずれも、決定的な線の役割

を見いだすためのデッサンの延長上にある。首から顎にかけての線、鼻筋のわずかな傾きが、この自

信に満ちた活動的画商の性格的風貌を決定している。







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