墨象家 | 書家 | 木村松峯(峯子)のブログ shohokimura blog

伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの作品を日頃の日記とともに載せています。

火山が作った伊東の風景18 小山真人著

2012年05月27日 21時10分38秒 | 火山が作った伊東
 

噴火順序と噴火年代

名称 伊豆東部火山群に属する火山

名称ーー名称(複数の火山が同時に噴火した場合)

このチャートに名前のない火山は噴火年代が未詳

名称 伊豆半島の外にある火山から飛んで来た軽石や火山灰






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火山が作った伊東の風景17 小山真人著

2012年05月26日 17時51分41秒 | 火山が作った伊東

火山とともに生きる 続き

伊東温泉も歴代の火山が暖めてくれた豊富な湯を利用したものである。私達は、火山とともに生き

る術を自然と身に付けて来たのだ。今私達にできることは、噴火が起きたときの対策をしっかり整

えることであり、あとは火山が私達に与えてくれる恵みを満喫して暮らせば良いのである。






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火山が作った伊東の風景16 小山真人著

2012年05月25日 19時09分32秒 | 火山が作った伊東

火山とともに生きる

伊東付近で時折生じる群発地震は、伊豆東部火山群の地下のマグマが起こす自然現象である。古く

は1816年、1868年頃、1930年にも発生した記録が残っているが、1978年以降は数ヶ月から数年

の間隔を置いで断続的に続いている。1989年6月末からが始まった群発地震は、特に規模の大きい

ものであったが、それが収まるかにみえた7月11日夜、伊東市内の地震計が突然記録した大振幅の

震動は、人々に衝撃を与えた。それは、通常の地震波形ではなく、噴火の前兆ともとれる火山性

微動の波形だったからだ。人々の不安がつのる中、2日後の13日夕刻、伊東市民の目前の海面上に

黒々とした噴煙が噴き上がった。有史以来初の伊豆東部火山群の噴火が目撃された瞬間であった。

幸いにして噴火はすぐに下火となり、地下のマグマも動きを止めた。噴火を起こした海底には、直

径200メートルの火口とそれを取り巻くリング状の山体(手石海丘)が残された。その後も群発地

震は今日まで時折生じているが、再噴火には至っていない。伊豆東部火山群の噴火は、陸上に限れ

ば、ここ3万年ほどの間にたった10回、つまり平均3000年に一度しか起きていない。だから伊豆東

部火山群をむやみに恐れたり、嫌ったりすることは間違いである。古来より伊東の人々は市内各地

に残された火山地形を上手く利用し、生活の場や観光資源としてきた。






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火山が作った伊東の風景15 小山真人著

2012年05月24日 18時32分38秒 | 火山が作った伊東
板状のマグマの通り道(岩脈)と火山列の関係。


火山列の意味 続き

それ以外の場所に開くマグマの通り道はほぼ例外なく板状をしており、それが地上に達したいくつ

かの地点で噴火が起き、結果として火山列を形成する。これは、マグマにとって板状の割れ目を作

るほうが、円形のトンネルを掘るより、はるかに仕事量が少なくて楽なためである。その場合の割

れ目は最も容易に開くことが出来る方向をみつけて開く。伊豆半島は、北西に進むフィリピン海プ

レートの運動によって本州に押し付けられ、その地殻には北西ーー南東方向の強い力が掛かってい

る。マグマにとっては、この方向に伸びる板状の割れ目を作り、それと直行する方向に地殻を押し

広げることが最も楽である。こうした事情によって、伊豆東部火山群の火山列は、北西ーー南東方

向に伸びたものが多いのである。

地図ケースのイラストについて

伊豆東部火山群の場所の変遷と火山列。噴火時期で火山を色分けし、記号の形でマグマの種類(玄

武岩、安山岩、デイサイト/流紋岩、不明の別)を示した。






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火山が作った伊東の風景14 小山真人著

2012年05月23日 20時58分59秒 | 火山が作った伊東
日本列島付近には、4枚のプレート(岩板)が複雑に折り重なっている。
伊豆半島はフィリピン海プレートの北端に位置している。


火山列の意味

一碧湖を中心とした5つの火山(北西より門野、萩、一碧湖、沼池、梅木平)は、北西ーー南東方

向に一列に並んでいる。また、大室山の南西にある7つの火山(北西より岩ノ山、岩ノ窪、富士見

窪、孔ノ窪、孔ノ山、矢筈山、伊雄山)も、同じ向きに並ぶ火山列である。同じ火山列の噴出物の

間には時間差があったことを確認できず、同時に噴火したことがわかる。このような火山列は、伊

豆東部火山群だけでなく、富士山や伊豆大島など近隣の火山にも多数見られる。こうした火山列の

直下には板状の割れ目があり、その割れ目に沿ったマグマが上昇して噴火を起こしたことが様々な

観測事実からわかっている。実際にマグマが板状に冷え固まった「岩脈」が、火口の内部に観察で

きる例もある。マグマの通り道として円形のトンネルを想像する人が多いだろうが、実はそのよう

な円形の通り道は、長期間に渡って何度も噴火を繰り返した火口の地下にしか存在しない。






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