(あくまでプライベートでの参加という中、別室に移動して短時間だけインタビューが行われた)
――本大会に向けての準備は。
藤井 いままでもそれほど、参加する直前に詰将棋を解く数を増やすといったことはしなかったので、今回も特別なことはせずに臨みました。自然体で、という風に思っていました。
――所要時間については。
藤井 例年は誤記をすることもあったので、そこを今回は慎重に見直しました。どちらのラウンドも1時間前後だったのでよいペースで解けたと思います。
――優勝回数が、宮田敦史七段の6回と並んで最多になった。
藤井 回数は意識していませんでした。今回は久しぶりの参加なのでどうなるかな、という不安がいちばん大きかったです。結果として自分の思っていた以上に解くことができたかなとは感じています。
(取材の場が解散したあと、詰将棋愛好家としての声もいただいた)
――将棋ファンに向けて、詰将棋の魅力とは。
藤井 実戦ではありえないような手が実現するところが大きな魅力かなと思います。詰将棋ならではの手筋というのがいま新たに見つかっていますし、実戦とはまた違った将棋の深い一面を見せてくれる存在です。本当に奥が深い世界だなというのを感じています。
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以上で第22回詰将棋解答選手権チャンピオン戦のブログ中継を終了致します。
ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。