daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

良いお年を

2009-12-28 11:52:19 | 日記・雑談
年内最後の更新です。新年は2日か3日あたりから営業の予定ですので、来年もよろしくお願いします。

今日はブログ研で、来年への決意を新たにしつつ、、、の予定でしたが急遽中止になりました。ポッカリと穴が空いた感じですが、たまった本を読んだり、のんびり過ごして新年を迎えようと思います。

昨日は送られてきた将棋世界を読んでいました。相掛かりのインタビューが非常に面白く、僕もやってみようかなという気にさせられました(単純)。
実は8五飛前夜の横歩取り中原流が子どもの頃の僕は大好きで、よくやっていたことを懐かしく思い出しました。当時はいまから考えると将棋の勉強と呼べるレベルのことは何もしていませんでしたが、この形はいろいろと自分なりの攻め筋を考えていたような記憶があります。

コンピュータ将棋の連載2回目は「学習」がテーマです。読んでいただけると分かると思うのですが、なんでこれであんなに良い判断ができるのか、僕にはさっぱり分かりません。でも実際強いのだから、と納得するよりないのですね。
僕も幸か不幸かコンピュータに関しては素人なので、読者の側に立って疑問を出しながら、進めて行こうと思っています。感想・ご意見などありましたらコメント欄にどうぞ。

図面は週刊将棋の年末特集に、載せ切れなかったものです。名残惜しいので、もう一度厳選してふたつだけ拾い上げました。全部拾っていたらキリがないですので。
僕は当然にプレイヤーですが、将棋を「観る」「伝える」ことも、本当に面白いです。

では皆様、どうぞ良いお年を。




C2順位戦、▲横山ー△西川戦より。この端角は非常に珍しい筋で、桂取りと同時に△5九飛を消している。
実戦は△1二飛!と先逃げ。▲3三角成なら△5九飛の意味とは言え、すぐ取られるところに逃げているのが面白いところ。


こちらはA級の▲木村ー△丸山戦。ここで大多数の前例は△8四飛、しかし実戦はわずか1局しか前例のない△7四飛!意味は・・・プロまたはそれに準ずる棋力がないと理解するのは難しいでしょう。
こういう古い定跡の洗い直しが、今後数年でとんでもないスピードで進むのでしょう。この手もすぐに他の棋士に試されました。いまがそういう時代の転換期、ということを感じさせられる1局でした。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
玉を含む任意の3駒間の関係 (オジサン)
2009-12-30 12:04:19
何であんな評価項目から△62金打が導き出されるのか?、納得出来ない。
オジサンには永遠に分からんだろうなあ・・・
(驚) (ケイ)
2009-12-28 23:49:21
A級の▲木村-△丸山戦、これは驚きました。詳しくないのでわかりませんが、普通は△8四飛なのでしょうか?ただ△7四飛の方が▲5六角で狙われやすいので一目は損に見えます。片上先生が難しいとおっしゃるのですから、私にわかるはずありません(笑)△7四飛も含め、中終盤の駆け引きが面白く、工夫の実った丸山九段の名局だと思いました。あと、片上先生のブログで将棋世界の発売日が違う事を思い出しました。早速、本屋に急ぎます。