山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ミゾソバ(溝蕎麦)

2009-10-11 19:01:44 | 双子葉離弁花

田圃の用水路や小川の岸でミゾソバの花が開花し始めました。

ミゾソバの名は溝の中に生える、葉が蕎麦に似た草という意味。

また別名をウシノヒタイとも言います。これは葉が牛の額の形をしていることを現した名前ですが、

葉の形は、類似品種のアキノウナギツカミ・ママコノシリヌグイなどと見分ける上での重要なポイントです。

参考までに4・5枚目にアキノウナギツカミの花と葉を掲載しました。

画像はありませんが、同じタデ科で三角形の葉を持つママコノシリヌグイにもよく似た花が咲きます。


ミゾソバ<タデ科 イヌタデ属> 別名ウシノヒタイ


可愛い花弁に見えているのは萼片で、花弁はありません。少しややこしい話ですが
タデ科の多くに共通する特徴です。


別名のウシノヒタイは、この葉の形から名付けられたものです。


こちらはよく似た花のアキノウナギツカミ、開花はミゾソバより少し遅れますが、花の形はほぼ同じです。


アキノウナギツカミの葉、披針形で長さ5~10㌢、基部は矢じり形で茎を抱きます。


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2 コメント

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遠目にみると雑草 ^^; (「大」@安達太良山麓)
2009-10-12 09:55:46
この類の小さな花は遠目に見ると唯の雑草ですが、クローズアップすると美しい花だったりして驚きますネ。
特に肉眼よりもカメラのレンズを通した方が一層綺麗に見えるような気もしてます。

余談ですが、昨日は田代山へ出かけました。
天気が少し荒れたので「あられ」が降って寒かったです。
もう初冬って感じですネ。
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草紅葉 (やまぼうし)
2009-10-12 17:36:18
「大」さん 今日わ
このミゾソバもありふれた花で、肉眼で見るとどうと言うことのない花です。
しかし、こうしてマクロで撮って見ると思いがけなく美しい姿を見せてくれますね。
小さな花をマクロで撮ると、その花にとって必要な全てのものが備わっているのに
改めて驚かされます。

田代山湿原の草紅葉、美しかったでしょうね。
少し天気が崩れると「あられ」が降りますか、やはりそちらはかなり早い様ですね。
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