山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

サカキ(榊)

2009-01-09 22:51:50 | 植物(木本)
畑の隅に植えられた木に、黒光りした丸い実が成っていました。

葉をよく見ると、神棚に供えたり神社で玉串として使われる榊のようです。
しかし、普段はこんなにいっぱい実の成った榊を見ることはありませんね。

榊はツバキ科の常緑高木で、大きいものでは高さ10mにもなります。
日本固有の植物ではなく、アジア東南部に広く分布しているので、日本人の
祖先のうち、南方から渡来した人達が持ち込んだとする説もあります。

最近は輸入農作物が問題になっていますが、この榊も花屋さんで売っている
安いものは中国産のものが多くなっています。


サカキ <ツバキ科 サカキ属>


榊の日本での分布は関東以南です。
こちらは関東以北や、榊の無い地方で代用して神事に使われるヒサカキ(姫榊)です
榊と違って、葉の縁に鋸歯(ギザギザ)があり葉もかなり小さくなります。
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