前日は白樺湖畔の白樺湖ビューホテル泊まり。
登山ベースとしてホテルを利用するのはちょっと贅沢かと思いましたが・・・・
この白樺湖ビューホテル、1泊2食付きで何と”大人おひとり様¥7800”という超格安ホテル。
その上、夕食はバイキングスタイルでお酒、焼酎、ビールは飲み放題、勿論、全て込み。
辛党には堪えきれないシステム。無料のカラオケルームまであります。
決して「安かろう悪かろう」ではありません。
今時の山小屋でも¥8000位は常識なのに、これには正直驚きました。
部屋はバス&トイレ付きで山小屋とは比較にならない清潔さ、なにしろホテルですからね(笑)
蓼科や北八ケ岳の登山ベースとして絶好の宿泊スポットだと思います。
さて、今回は楽に登れて眺めが良い山という妻のリクエストで、蓼科山に登ることにしました。
駐車場のすぐ横にあった立派な白樺の樹が美しい黄葉を見せています。
7合目登山口の蓼科神社鳥居、ここを潜って登りはじめます。
暫くは明るい林の中の緩やかな登りが続きます。
ナナカマドも美しく紅葉して、ちょうど今が見頃でしょうか
このあたりから進むにしたがって少しずつ傾斜が増していきます。
いよいよ本格的な登りにさしかかります
足元ではゴゼンタチバナが可愛い実を付けています。
こちらはシラタマノキ、実は食べるとほのかな甘みがあり、後にサロメチール?のような香りが残ります。
小一時間登ったところの将軍平に建つ蓼科山荘、ウッドデッキは利用客専用で、それ以外は有料らしい
因みに、コーヒー&ケーキのセット¥800等をオーダーすれば無料で利用できます。
蓼科山荘を過ぎると蓼科山はすぐ目前に聳えていますが、実はここからが
このコースの核心部で、蓼科山頂ヒュッテまで約30分、岩のゴロゴロした急登が続きます。
登っている背後の樹林が途切れて視界が開けるこのあたり、振り返ると中腹の紅葉風景が実に素晴らしい
ほどなく蓼科山頂ヒュッテに到着です。ここから頂上までは、溶岩が累々とした火口縁を南に5~6分進むと
蓼科山の頂上標柱と三角点標柱があります。
直下から見上げる頂上はこんな感じです
頂上に到着しました。
見渡す限りゴロゴロした溶岩でいっぱいの頂上は、ちょっとしたグラウンドほどの広さ
ここで、恒例の儀式?”三角点タッチ”
鉄パイプ製の鳥居はちょっと興ざめですが蓼科神社奥の院の祠です。
円錐形の独立した山容だけに眺めは抜群!この日は北東方向の浅間山はガスって見えませんでしたが、
北西方向の霧ヶ峰やその奥の槍ヶ岳をはじめ、北アルプスの峰々が眺望できました。
中央は槍と穂高を結ぶ大キレットあたりでしょうか