山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ネズミモチ(鼠黐)

2010-06-05 10:39:36 | モクセイ科
この木はネズミモチと名付けられてはいるものの、モチノキ科ではなく、モクセイ科になります。

葉が厚く、モチノキの葉に似た質感があるところからそう呼ばれているようです。

花冠は4裂していて、雌蕊1個と雄蕊が2個の構造は、同じ仲間のイボタノキなどとよく似ていますが、

イボタノキが落葉樹であるのに対して、こちらは常緑小高木です。

ところでこのネズミモチの「ネズミ」を冠した名前ですが、果実の黒紫色に熟したものが楕円形で

鼠の糞の形に似ていることに由来しています。

しかし、そう言われて「なるほど・・・」と頷くのは私達の世代迄かも知れません。

昔はどこの家にも鼠が住んでいて、夜中に天井の中を走りまわっていたものです。

大掃除で押入れの奥の方を見ると鼠の糞が散らばっているなどということもことも決して

珍しいことではありませんでした。

今の若い人の多くはこの鼠の糞をほとんど見たことが無いのではないでしょうか。



ネズミモチ <モクセイ科 イボタノキ属>

花は他のモクセイ科の花とよく似ていて、雄蕊は2個です

葉を陽の光に透かして見ると葉脈は主脈がはっきりしているのに比べ、側脈はほとんど見えません。
近似種のトウネズミモチでは、側脈もはっきり見えるので見分けられます。
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オウバイ(黄梅)

2009-01-04 17:40:59 | モクセイ科

この時期から咲き始める黄色い花といえば、ロウバイ、マンサクなどが先ず

頭に浮かびますが、少し馴染みの薄いものではこのオウバイが挙げられます。

オウバイも今頃から咲き始める落葉半つる性の灌木で、中国から古い時代に

渡来し、日本では庭木や盆栽用として植えられてきました。

2月頃に多数咲く鮮やかな黄色の花は、原産地の中国では「迎春花」と呼ばれ

「富」を象徴する縁起の良い花とされています。

花の形が梅に似ているところから「黄梅」と呼ばれていますが、科目はモクセイ科

に分類されています。

オウバイ <モクセイ科 ソケイ属> 中国原産


花は前年枝の葉脇に1~2個咲きます。直径2~2.5センチ位


まだほんの咲き始め、2月には木全体を埋め尽くす様に花が咲くのでこれからが楽しみです。
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ヒイラギ咲く

2008-11-18 20:19:22 | モクセイ科
何時の間に咲いたのかまったく気付かない内に、ヒイラギの花が咲いていました。

   いかにもトゲトゲしい葉の真ん中に、白い小さな花がいくつも集まって咲いています。

       何者も寄せ付けない様な鋭い棘状の鋸歯を持つ葉とは対象的にこの花は

              近寄ってよく見ると本当に可愛い姿・・・そして甘い香りがあります。

漢字で書くと「柊」、昔からこの花が咲くと寒くなるというイメージがあります。

    気象情報によると、どうやら明日はかなり冷え込んで寒くなりそうです。いよいよ冬ですねぇ


ヒイラギ <モクセイ科 モクセイ属>



触れれば、いかにも痛そうな鋭い棘状の鋸葉を持つ葉、鬼の目つぶしと言われます。



それとは対照的に、この季節、花はなんとも美しく可愛い姿を見せてくれます。




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