ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

ねむの木の花

2014-06-21 11:34:56 | 草・木・花 風に吹かれて

合歓の木の花

・開花時期は、 6/15 ~ 9/ 5頃。7月後半頃は花が途絶えるが、8月になると再び咲き始める。
・日当たりのよいところに生える。夏の夕方に、かわった紅の花を咲かせる。
 花は化粧用の刷毛(はけ)に似ている。 

ネムノキの葉は触っただけでは閉じない。夜になるとゆっくりと自分で閉じる。
それがまるで眠るようなので「眠りの木」、そしてしだいに「ねむの木」に変化していった。
「七夕」の「ネム流し」・・合歓の木の枝と大豆の葉を川の流れに流して邪気をはらう。

別名 ねんねの木、眠りの木、日暮らしの木・・眠りを意味するものがほとんど。

昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木の花 君のみ見めや 戯奴さへに見よ ・・万葉集 

*戯奴・・わけ;我、自分 

与謝野晶子風・相聞歌・紀小鹿
夜、合歓の葉が閉じるのを見て、恋心を抱いて寝るのか、添い寝の様子か、は不明だが、かなり奔放な女性みたい

○合歓咲く 七つ下りの 茶菓子売り ・・小林一茶
       
○象潟や 雨に西施が ねぶの花  ・・ 松尾芭蕉 (奥の細道)
*象潟・・きさかた、西施・・せいし・、中国の春秋時代の傾国の美女のこと

 

 


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3 コメント

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合歓の花 ()
2014-06-21 21:45:07
しばらくです、庄次郎さん!最近は草、木、花のカテゴリーが多くなりましたね。もうねむの木の花が咲いているのですか?早いですね!こちらだと8月ごろしか咲きません。
芭蕉の象潟、、の句を選ぶなどもはや俳句鑑賞の達人です。この句は朦朧とけぶる象潟の全景であり、雨の中に眠る合歓の花を点出し、さらに西施の胸の内を描き出している。俳句のテクニックとしても、象潟、雨、西施、合歓の花の巧みな組み合わせはみごとである。

俳句のまねごとをしている小生の句など恥ずかしい限りであるが、あえて駄句を披露しましょう!
○合歓の花風のララバイ聴いてをり   裕
○合歓の花もう閉じている帰り道     裕
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RE:象潟 (庄次郎)
2014-06-22 20:02:07
正直言って、象潟は行ったことがありません。東北では秋田と青森が未知の未踏地。
松島と並び称される風光明媚なところなのでしょうね。
象潟 九十九島は浸食型の地形なのでしょうか。隆起したのでしょうか。不思議・・・
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象潟 ()
2014-06-22 23:10:02
象潟は私も行ったことはありません。
芭蕉が訪れたころは、松島と並ぶ名勝地だったようですね。1800何年かの地震で隆起してしまったようです。
芭蕉は1600年代の人ですから、そのころはいいところだったのでしょうね。
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