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拓郎のコンサートで思ったこと。

2005年10月29日 | 音楽
昨日、吉田拓郎のコンサートに行ったことを書きましたが、
その続きを書きたいと思います。

吉田拓郎は来年で還暦を迎えます。
デビューしてから30年以上経ち、その間に数々の伝説を作ってきて、
それまでの音楽業界の常識を覆してきました(本で知ったんだけどね)。
・コンサートツアーを初めてやった
・テレビに出ないでラジオでファンと触れ合っていた
・ミュージシャンだけでレコード会社を作った【フォーライフレコード】
 (正確には、小室等・井上陽水・泉谷しげると4人で)
・オールナイト・コンサートをやった(かぐや姫と)

などなど、今ではとっくに常識になっていることなんかを
当時の若者であった拓郎はやってきたんですね。
音楽仲間なんかからは、ブルドーザーとも言われてたらしいです。
要するに道を切り拓くということですね。

で、それについていった多くのファンと呼ばれる若者がいて、
その方たちが今の拓郎のコンサートに数多く足を運んでいるんです。
ということは、彼らも還暦とは言わないまでも、それなりのお年を
召しているんですね。
僕はまだ30そこそこですから、そういう中にいるとものすごく
違和感を感じます。
拓郎のことが大好きっていうのは、ここに来てる人たちと変わらないんだけど、
でも俺の感性っていうのは、この世代と同じなの?っていうものを
感じたりもするんですよね。

拓郎も自分自身で「いいおっさんになった」と言ったり、観客席にいる人たちに
「その拍手も何だか枯れてるなぁ~、昔はもっとピチピチしてたのに~」と
冗談交じりで話したりしてるんですが、そこには一緒に歴史を重ねてきたものが
あるんですよね。

僕自身が拓郎のライブに行き始めたのは、大学1年の頃だったと思うのですが、
そう考えると10年以上はファンを続けてるわけです、特に浮気もせず。
まぁ、他の歌手のライブも当然行くけど、やっぱり拓郎に帰るみたいなね。
やはり世界一のアーティストは吉田拓郎だと思ってますから。
それでも歴史が浅いんだな~、残念ながら。

で、「落陽」で泣いたりする、その感性はどうなのか?
もうすぐ還暦になるミュージシャンが好きでたまらんっていう感性はどうなの?
っていうところに戻るのですが、たまたま拓郎と出合ったと言うしかないのかな。
同世代が聴くミュージシャンには、あまり目が耳がいかなかったということで。
吉田拓郎の世界が自分にマッチして、心地良かったんですよね。

拓郎の曲がいまだにカヴァーされたり、CMで使われたりしてるっていうのは、
普遍性があるということの証明で、今現在ヒットしている歌が30年後に
TVのCMで流れているかって言ったら疑問です。
そういう普遍性が、当時学生だった僕の心をとらえたんだと思う。

そんな様々なことを思いつつ、いいおっさんやおばさんたちが
「タクロォー!」と横で叫ぶのを聞いていました。
そして、この人たちにとっても僕にとっても、吉田拓郎という人は
【青春】なんだなぁ~ということを感じていました。


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